中村庸十情報 女子ハンググライダー世界戦
ギリシャより

女の熱い戦いレポート 果たして誰が

帰国後レポート
中村 庸十さん

安楽恵理子さん

香川祥子さん

アドバイス
鈴木 博司
さん


大会後全員で前列左がツネ君(写真をクリックして下さい)

今回ギリシャで行なわれる女子ハンググライダー世界選手権に我々の仲間であるツネ事、中村庸十君がチームリーダーとして参加しています。6月上旬にフランスはパリに入り、大門、大沼氏と合流後、10日にギリシャに入っています。彼からの報告を毎日ここにて紹介して行きます。写真も入り次第掲載します。 


フォトグラフィーはこちらでどうぞ
写真をクリックしますと大きい画像に
なります

出場選手

安楽恵理子
陶山園恵
香川祥子
井手有生
谷古宇端子

順不同敬称略


6月8日
 第一報入る。
まずはラムエッティ情報から、以下原文

昨日、大沼さん・大門さんを迎えに空港へ行ってきました。
今日は、ラムエットにて、2人の新しいグライダーを広げました。
幸いなことに、今回は「ズー」はなし。O氏もひと安心です。
新しいグライダーは、2000バージョン!!!
ダブルサーフェスが増えて、いかにも飛びそうな感じです。(見た目は、ライトスピードのような感じのダブル)まだ、プロトタイプで、大沼さんのが一号機です。
明日、トーイングで飛ぶようなので、さてどうなることやら・・・

6月9日 2000バージョンテスト

本日大沼さんはこのグライダーに初めて乗りましたが、
聞いた感じだとライトスピードの感じかなー。
VGを引いたままターンすると恐ろしいそうです。
大会までに、2週間ほどあるので、テブノさんと
煮詰めて行くのでしょうね?

では、明日、ギリシャに向かいます。



参加国
6/18-24にギリシャで行なわれる女子世界選手権にはアメリカ、ドイツ、フランス、日本、オーストラリア、イギリスに加えて、ロシアとカザフスタンの参加が見込まれているようです

6月10日

ギリシャにつきました。
さて、一般電話から上手く送れるでしょうか?

チェッカーをもって行ってくれると言うことですが、
フランスでも送れたので挑戦してみます。

谷古宇さんに迎えに来てもらいました。


6月12日

昨日・今日と谷古宇さんは、3本飛びました。
手配していた我々が泊まるところにも一泊してきましたが想像以上に良いところです。
大家さんも良いひとで、15日にパーティーをしてくれるようなことも言っています。

足りないものとしては、蚊が多いので、蚊取り線香なんぞ持っていたら言いと思います。キンカン・ムヒなどは必需品です。後、谷古宇さんからのリクエストで、グライダーのバテンの紐になるような物を持ってきて欲しいということです。
太さは、ステップで使っているもので結構です。


車のキャリアなのですが、、アメリカチームが同じ車を
2台使っているのですが、直積みしていました。
プラスアルファーにキャリアを造ることを今考えています。因みにボンネットキャリアはいりません。

世界戦のメンバーは、2・30人にナルかもしれませんが、その半数は既にこちらに来て飛んでいる状態です。

エリアの報告としては、テイクオフ2箇所。恐らく下のものしか使わないでしょう。海抜は700mナのですが、ランディングの高度さは、350mです。
北側から出るのですが、目の前がかなり開けているので、風が、すべて、この1400mの山にぶつかってきているという感じです。
そのため、山沿いに動くことは、容易なのですが、沖に出るのが、かなり難しく頭の使いどころだと思います。

ランディングは、上から見るとかなりフラットに見えますが、丘にランディングすると考えたほうが賢明かと思います。メインは、整地していますが、ショット狭く感じると思います。

ソアリングの時間帯は、13:00頃から20:00位までと考えていただければ良いと思いますが、風が有ってもあがらない時間帯もあります。

ということで今回はここまで。

明日から、レンタカーやグライダーの件が有りますので、今は、そのことで頭がいっぱいになっています。



6月14日

今日は理由が有って安楽さんとホテルで2人きりです。
前日までの5日間は、谷古宇さんと2人きり生活・・・だったのですが・・・・

本日、日本チームが全員アテネに到着しました。
しかし、関西チームのグライダーはまだ、ピックアップされていません。

というのは、ギリシャの仕事ぶりのせいなのです。
空港に荷物が到着してから、引き取れるまでに3日かかるのです。安楽氏のものは、5日前に到着していましたが、関西チームのものは、2日前であったので、このような状況になってしまいました。

明日、朝一番で、慣れない英語を駆使し、安楽氏と一緒に残ったグライダーをピックアップしてきます。

本日のフライトは、無し。ということで、今回のレポートはここまでかなー。

因みに、宿に着いた関西チームは、用意されていた簡易ベットを味見しすぐに撤去してしまいました。

最後に、ギリシャのワンポイントレッスン

「カリメラ」→私は、「カリメロ」を想像しながら、言っています。意味は、「こんにちは!」

写真は、次回から掲載予定ですが、宿での通信手段は
まだ、ついていません。


今日は、ここまで。 


皆さん、こんにちは。安楽(高橋)です。
今回の大会は、パスポートやFAIライセンスなんかの関係で高橋の名前で登録しました。

とりあえず無事アテネに着きました。ギリシャのビールはうまかったです。明日は関西の皆さんのグライダーを拾って、皆で飛ぶ予定です。

ちなみに、すごい暑いらしいです。
つねが夏ばて気味とか・・・。水でもかぶって頑張ります。







6月15日
今日の課題は、いまだピックアップされていない関西組みのグライダーを受け取ること。
本来であれば、本日ピックアップできるはずなのですが、エアカーゴ会社に電話すると、何か問題が発生している模様。そのために、問題解決したら、コールバックすると言っていましたがギリシャ人が、そんなすることは無いとここ数日間で悟っていましたので、
1時間後こちらから、電話をすると、まだカスタム(外国からの荷物を管理するところ)と連絡が着かないといわれ、時間が無い私たちは、直接カスタムへ直行しました。
もちろん、何も持っていない私どもは門前払いを食らってしまいましたが、エアカーゴ会社の場所を聞きだし、今度は直接そちらへ行きました。
奇跡的に、5分もかからず会社を見つけだす事が出来ましたが、ピックアップまでのタイムリミットは後、30分になっていました。というのは、カスタムの終了時間が13:30分ととても早いのです。
直接交渉したところ、突然、大きな問題がアルと言われてしましたした。
というのは、このグライダー(ラミナールST)の見積もり額の嘘がばれてしまったようなのです。
実は、見積もり額を3機合計でUS$150(170000円くらい)としていたのです。
もちろん、4m以上ある荷物3つがそんな値段に見えなかったのでしょう、
1機あたり、200000円と見積もられてしまい合計600000円に税金がかかってしまい、いきなり400000ドラクマ(130000円)を現金で支払えば、荷物を引きだせると言ってきたのです。
もちろん、2人にはそんなお金は持っていないので、銀行へ行って持ち合わせの日本円9万円を換金し、あり金を全てかき集めて40万ドラクマを揃えました。
そのお金を持ってカスタムに着いたのがリミット丁度の13:30分でした。
担当の人を呼びだし、必要書類を造っている間に悲しくも時間は過ぎてしまいカスタムクリアランスのデスクに行ってが、既に時間が過ぎてしまったのでうけつけてくれませんでした。
最後にグライダーの場所に連れて行ってもらったのですが、そこには、関西組みの3機のほかにもう1機置いて有りました。恐らく、そのグライダーは他の外国人選手の物かと思われるのですが、見積もり額の嘘がばれてしまったのは、このグライダーのせいなのかなと思わずには居られませんでした。

結果的に明日の朝取りに行く事になりました。

泣く泣くアテネの空港付近を去った安楽氏と私は大会開催地プラテーへ向かいました。

今日は、安楽氏のギリシャでの初フライトです。

では一言

今日はなんと午後7時にテイクオフし、8時半まで飛んでしまいました。
今までのフライトで初めて夕日を見ながら飛んだ気がします。
アーベントで穏やかに上がり、パラグライダーに攻められた事をのぞけば、快適なフライトでした。
ただパイロンはとっても遠く、飛んだ山沿いの最も近い4,5のパイロンをのぞくと、本当に行けるのかという気がしました(対面の山まで推定20キロ、アゲインストかなり強し)。

TOは自然斜面で斜度は問題無し(十分一より斜度はあります)。今日は風が穏やかで、TOは良かったですが、基本的にはずっと強いアゲインストが吹いているそうです。
ランディングは昨日まで狭い3角形のところで、かなり降りずらそうでしたが、今日からかなり広い長方形のランディングが用意され、ほっとしました。と、この辺で今日は終わり。明日は皆で飛べると
思います。

安楽.jpg (35239 バイト)十分一山を出してくれて有難う。


続いて、いまだグライダーが無い関西組みの祥子さんから一言。

谷古宇さん、安楽さん、ツネ君の力をお借りして、迷惑をかけることになってしまって、本当にごめんなさい状態の関西組です。
おかげで、明日(もう日付は変わってるけど)ようやくピックアップができそうです。お3人さん、ありがとうございます。
まだちょっと不安はあるものの、明日(もう日付は変わってる)ツネ君と自分たちでピックアップに行って来ます。
でも最悪の状態(アテネに到着してない)ではなくって、ホッ。
到着からの2日間は、こちらの暑さにカラダを慣らして、目でエリアを充分に堪能することができました。
さあ、いよいよ関西組もパワー全開だっ!

とこんな感じで、私は、喫煙率がどんどん上がってしまっています。

最後に、ギリシャワンポイントレッスン
今日は、言葉ではなく習慣を!!!

ギリシャ人は、アテネの町はとても汚いのですが、海をとても大切にしています。そのため、トイレットペーパーを一緒に流しません。
トイレには、大きなゴミ箱が置いて有り、拭いたものは、そのゴミ箱に捨てなければないません。

以上

今回も写真が無くてスイマセン

なかむら つね





6月25日
ツネとは今だ連絡が取れません。

大会結果のみ取りあえず掲載しておきます。
詳しい内容につきましてはツネの帰国後に掲載いたします。

日本でもおなじみのカリー・キャッスル(米)がまた優勝。2位に一昨年の丹沢国際
大会で来日し、板敷でも飛んだフランソワ・モセリン(仏)。



日本勢は関西の陶山(すやま)・香川・井手が14・18・21位。関東の高橋(旧
姓  安楽=板敷会員!)・谷古宇が16・27位でした。



 


6月16日

ツネです。
眠いです。
今日は、本当にアテネへ行く事が最後になれば言いと思っています。
6:30分にプラテーを出発!今日は渋滞もそれほど無く予定の9時丁度に
エアポートに着くことが出来ました。
しかしここは、ギリシャ人は1枚上手!日本人が時間に正確すぎるのか
約束の時間を1時間過ぎてようやく担当者と合うことができまして、
4日ぶりにやっとグライダーを受け取ることが出来ました。
関西組みは、ギリシャでのグライダーの受け取りを他の人たちに
全て任していたので、皆の大変さが良く分かったようです。結果的に
アシスタントとして、私は、全て付きあったので、ここ数日間のドライブに疲れ果ててしまいました。

グライダーはすぐにピックアップできたのですが、グライダーを運んできた段ボールを
キープしてもらおうと思ったのですが、場所が無いそうで、プラテーまで持ってきてしまいました。

丁度、私たちが、プラテーの町戻ってきた頃、谷古宇氏と安楽氏は、今まさにテイクオフするところでした。
時間は、15:00! 今日は、練習日ということなのですが、40kmほどのタスクがくまれていました。
条件は、先日までの1週間は全くのブルーサーマルだったのですが、
綺麗なクラウドストリートが出来ていて、かなりの好条件かと思われました。

宿に戻った関西チームは、すぐさま宿で,グライダーをあけ、ばらしていたグライダーをセットアップ
していたのですが、雲がかなりの勢いで発達していました。
地上の風は、5mほどだったのが、15mにも増幅し、私は、彼女らの
フライト中止を決定し、グライダーのセットアップをスーヤンと
井手ちゃんにまかせ、祥子さんと2人が飛んでそうな方向に車を走らせました。
上空はまだ、問題ないような、事を言っていましたが、私は、かなりヤバイとかんじてしまったので、
無線で、谷古宇氏と安楽氏の居所をチェックしながら、車を走らせます。
しかし、安楽氏の無線が調子悪く上手く聞き取れません。

やはり、上空でも気象の急変に気づいたようで、パニック気味になってきました。

正直言って、私は、無事をただ祈るだけでした。谷古宇氏の居場所を発見と同時に
安楽氏のクリアーな無線が入ってきて、2人の無事が確認できて
ひと安心。。。

安楽から一言。今日はランディングから2500まで上がり、パイロンをとりましたが、
しまいには雨には降られるわ、おりようとするとバックするわで、死ぬかと
思いました。しかし神様には見捨てられていなかったらしく、なんとか体も
グライダーも無事でした。そしておりたとたん、今日はビーチに行ってきたという
コリーナ(2年前の女子世界戦の優勝者)と彼女の両親が通りかかり、
グライダーをたたむのを3人で手伝ってくれて、プラテーの町まで乗せて
帰ってくれたのでした。海が近いせいか、気候の変化がとても激しく
注意して飛ばないと本当に危ないです。とりあえず安全第一ですね。


夕方、レジストレーションのため、ヘッドクオーターに行くと
疲労こんパイした各国の選手が居てました。
バックして,ランディングするのはあたりまえ、水路にはまりそうになったり・・・

まー怪我人が居なかったことがナにより良かったことかなー。



ということで
今日は、関西組みは飛べませんでした。

最後にギリシャワンポイントレッスン
「マラカ」というスラング(俗語)
意味は、「おまえは、女がいないオナニー野郎!」
この言葉は、ギリシャ人の会話の中で、10秒に1度はでてくる勢いです。

私は、井手ちゃんとスーヤンに、パラフライヤーがやってきたら、
笑顔で「マラカ」と挨拶すると喜ぶよとアドバイスしていたのですが、
心の葛藤に負けてしまいやめるように言ってしまいました。

そんな話を安楽氏に言っていたのですが、彼女は、近寄ってきた
日本人好きのパラフライヤーに「マラカ」と一発。
これには、彼も一本取られてしまった様子でした。
サスガです。

p・s 今まで取ったデジカメでの写真を消してしまいました。
    次回からは、写真も掲載したいと思います。お蔭様で、本部の電話を
    毎日貸していただけるようです。

明後日から、大会初日です。皆さんの応援メッセージを待っています。
             
                             選手一同


6月17日 初フライト  

前日までの疲れが原因なのか、10時間ちかくも寝てしまいました。

天候は、雲の割合が80%くらいで、今日もサンダーストームが、午後にやってくる予報がでていました。
そのために、谷古宇氏と安楽氏は昨日の経験から、自己判断でフライトを中止しました。
ここに来て3日間飛んでいない関西組みは天候が急変する前に飛んでおこうと気合が入っています。
条件は、雲が張っているが、しばらく発達しそうも無かったので、ゴーサインを出し、
香川・スー・井手の順番で次々にテイクオフ!!!
30分くらいたってから、雲の発達が見られたので、すぐさまランディング指令。

パックアップ完了と同時に雨が降りだし、自分の判断に満足をしてしまうのでした。
30分ほどですが、飛び終わった、関西組みは、昨日までのくらい表情は無くとても満足げな顔をしていました。

では、一言頂きましょう。

井手より。つね、やこうさん、あんらくさんの協力のおかげで、ギリシャ入り4日目にしてやっと飛べました。
本当に有難うございます。コンディションは初フライト日和で、15分間でしたが、
気持ち良く初海外フライト経験できました。よかったよかった。

すーより。皆様のご協力のおかげで、海外初フライト。やっと飛べました。ありがとうございます。
ほっとひと安心。穏やかで、初フライトには丁度良いコンディションでした。テイクオフもランディングもセ−フティでした。
毎日毎日勉強です。明日も飛べますように。     

祥子はね、リッジフ゜ラスサーマルで落差350mのテイクオフから850mまで上げて、40分間のフライトだった。
でね、ランディングしたとき気付いたよ。私ってなんてしあわせモノなんだろう!って。
飛べることがこんなにうれしかったなんて。そして、これから約7日間、飛ぶことだけ考えてたらいい日々が続くんだよ!
これを読んでいる日本のみなさん、こんな私たちのこと、怒らずに、あきれずに、応援メッセージ、ちょうだい!
そうそ、安楽さんが「ようやく飛べた関西組」ってタイトル付きで上空での私たち3ショットのデジタル写真を撮ってくれたんだけど、つねが消してしまった・・・チャンチャン。
      
と、こんな感じです。

14:30よりこちらに来て、 初めて本格的な雨が降ってきたが、その雨も開会式が始まる、20:00までにはあがり、
今までの暑さが嘘のように涼しくなりました。

開会式での日本チームのユニホームは、ハッピにネジリハチマキ。他のチームと比べて、
かなりのインパクトが有ったようで、全ての人の注目を浴び、日本では考えられないような、
フラッシュの嵐を浴びて上機嫌の日本チームでした。

この開会式のメインイベントは、ギリシャだけあって、聖火が運ばれてきたことです。
日が暮れると同時に、東のほうから、白い服と、月桂樹を頭にかぶった十数人の一団が、
聖火をもってこのプラテーの町走ってにやってきました。
聖火台に火がともされると、私は、心の中であの火でタバコが吸いたいなーと考えてしまい、その後、
グリークダンスが始まるとカメラマンを装って、何度か聖火に近づいたのですが、
やはり聖なる物に対する人々の思い入れを感じてしまい
タバコに火を付けることは出来ませんでした。

明日は、大会初日です。
天候は回復するのでしょうか?

最後にギリシャワンポイントレッスン

「ギリシャ正教」−国民の95%以上の人が信じているといわれていて、これがために、
私は聖火でタバコの火を付けることが出来ませんでした。
6月18日(日本チームフルパイロン)

ツネです。
日本チームがフルパイロンしました。車で!!!

本日は、昨日のサンダーストームの影響が少し残ってしまい
時期早々に中止が決定し、朝のブリーフィングは、GPSの話が良くでていました。
今大会は、今の世界的な流れにのって、GPSが正式採用され、バックアップとして
カメラがもちいられる事になりました。
後もう一つ、「ターミネイト」という新ルールが新たに付け加えられました。
これは、大会中、気象の急変で大会続行不可能のとき、今までであれば、
競技不成立になっていたのですが、ターミネイトが大会側からはっせられた時に
その時点までの距離を得点とする新ルールであります。
どのように証明するかというと、気候などの急変でターミネイトが発せられた時点で
飛んでいる選手は、GPSのマークを記憶させるのです。
実際使用されるかは、定かではありませんが、私もここ数日、ギリシャの気候の急変に
かなり神経を尖らせているので、こんなのも有りなのかとも思っています。

実は、日本チームは大会無線(146.00MHz)を聞くことができる無線は持ってきたのですが
発信することが出来ません。そんな日本チームのために、オーガナイザーは、無線機と充電器を
貸してくれたのですが、借りてすぐに、宿に戻る途中某(A)氏は、充電器を落としてしまい
コンセントのピンを折ってしまいました。これでは、充電が出来ませんので、
持ってきていたC型のコネクタ−を改造して直していたところ、隣に住んでいる大家さんの
おじいちゃんが、やってきました。
どうやら、電話の調子が悪いようで、見て欲しいようなことを言っています。
電話を、チェックすると雑音はするのですが、全くかかる気配はありません。
私は、これでも電話の仕事もしていたので、それらしく振舞いながら原因箇所を調べました。
単なる接触不良だったので、ハンダをして強度をまして、修理完了!
お礼に、ギリシャのお酒「ウゾ」をいただきました。
食事も誘われていたのですが、私は、拘束(軟禁)状態でありますので、自分勝手な
行動ができません。丁重にお断りしました。

その後、私は、パイロンめぐりにかきだされ、ほとんど全てのパイロンを回ることになりました。
パイロンは、かなり分かりやすいものだとは感じたのですが、明日からの競技本番では
どんなドラマが待っているのでしょう。

今日の朝、ここにもう1人の日本人男性がやってきました。
若林さんといって関西トノエアーのクラブKPに所属している人なのですが、
当初の予定とは違い、違う宿に泊まることになりました。
軟禁状態の私にとっては、うらやましい限りです。

最後にギリシャワンポイントレッスン
今日は、文中にもでてきたギリシャの大衆的なお酒「ウゾ」
原料は、分かりません。アルコール度数は38%だったかなー?
日本でいう焼酎ナのですが、水で割ると
不思議に、乳白色になってしまうのです。なんでかは、分かりません。

全くレッスンになっていないですねー。

ということで、今回は、ここまで。

6月19日 
タスク1が成立し
本日のタスクは、約60kmでした

条件は、北東の強風で、朝から積雲が出来ています。雲の割合は50%ほどでした。

このエリアのソアリング可能時間は、13:00〜20:00までで、ベスト時間は14:00〜17:00までです。
スタートゲートは、13:00と13:15で2回しかありません。

1つ目のターンポイントは東側約19kmにあるので、体重の軽い日本人にはとても厳しいタスクでしが、
各国の選手にとっても、かなり厳しい風だったようです。
ファーストポイントを撮ったのは、カリーを含む4名でした。トップはUSAのキャリー!続いてUKのニッキです。

日本人は、ファーストパイロンまで10kmのところに、各国選手と同じような場所に
おりてしまいその他大勢になってしまいました。
この強風の中で一番頑張った日本人は、安楽氏。皆が強い風に負けて
ランディングしていく中更に1時間ほど飛び、パイロンの6kmのところまで飛ぶ事が出来ました。
順位は参加選手約30人中6位でトップとの差は150点ほどと良い位置になっています。
しかし、やってしまいました。忘れ物が無いようにに忠告したのですが、どうやらサングラスを置いてきてしまった様なのです。
実はこの2日前には全く別に、ヘッドクオーターで、日本チームの携帯とまちがえて、今回大変お世話になっている
リリアンさんの色違いの携帯を私(ツネ)が、忘れたと思い持って帰ってきてしまいました。
今、捜しにいっているので、見つかるといいですねー。見つかったようです.。

次に今回 やっちゃった人を紹介します。スーヤンです。(陶山 園恵)ランディングして、
グライダーを運んでいるときに、風に飛ばされて、ひっくり返してしまいました。
それが原因で十円ハゲもとい、十円玉くらいセールを破ってしまったそうです。
バテンもチェックしたのですが、ノーズバテンがかなりの曲がり具合でした。
しかしその場に、UKチームのとてもチャーミングなフィリパが助けてくれたそうです。
回収までに時間の有ったスーヤンは、彼女たくさんの会話をしたようで、とてもご機嫌です。
スーヤンのボディーアクションが通じたようです。
スーヤンは親切心から回収の段取りがない彼女の回収の段取りしていたのですが、
スーヤンのボディー的な会話力では、太刀打ち出来ずに、近くにランディングしていた
谷古宇さんに無線で連絡をして、話しを付けていました。

後、皆が気になっていたスーヤンの口癖を井手ちゃんに指摘されていました。
「ありがとうございますー」「本当にごめんなさいー(すいませんでしたー)」などなど、
これらの言葉使いは井手ちゃんにはどうしても出来ないらしく、気をわずらわした井手ちゃんは、
「もっと簡略的に無線は話したほうがええでー!」と日本チームのミーティングで一喝していました。

まース−ヤンもミソジだし、仕方が無いとわたしも納得するのでありました。

最後にギリシャワンポイントレッスン。
ギリシャでのハンググライダーの呼び方は、「アエロ」です。
徐々に話題が無くなって行くこのコーナーでした。
井出.jpg (52515 バイト)やはり無線は簡単にですよね
6月20日
(アテネを見てしまった人)

再びツネです。
今日は、42,9kmのタスクでした。天候は快晴。風は北東の風5m。視界は40km。
絶好のコンディションに見えたのですが、かなり渋いブルーサーマルに
各国選手は、翻弄されていました。
ゴールは,トップ集団の7人。

日本チームの様子は、まず、谷古宇氏がトップ集団で先行し、後発の選手に
的確な情報を送り、かなり良い飛びをしていましたが、1番はじめに降りてしまいました。
次に続くのが、安楽氏とスーヤンです。その中でもスーヤンは、あの口ぶりににあわず、
トップ集団には及ばないものの、第2集団をかなり引っ張っていましたが、本人は、それに
全くきずいていません。それどころか、2000m上がったときに、南に見えるはずのアテネ
が、北に見えていたよねーと、トンチンカンなことをの賜っています。
因みにアテネまで直線で70kmくらい南東にあるので、本日の
視界から言って見えるはずもありません。ほんと!付きあいきれません。
スーヤンは、結局、ゴール手前4kmショート。もう30分早ければ・・・・・?

本日1番飛んだのは、同じく、ゴール手前4kmの地点に降りてしまった香川氏。
彼女はなんとリフライトして、また、全選手の中、一番最後まで飛んでいました。
ランディングした彼女は、ヘルメットに泥の塊を付けていてカッコ悪い姿でしたが、
本人が今回かなり意識していた楽しい飛びが出来たようで、ご満悦です。
皆で機体を片付けていると、地元の子供連れの車が1台止まり、近寄ってきたので、
記念撮影としゃれこみました。

それでは、香川氏から一言!!

そうなんですよー。楽しいモードで飛ぼう!って意識しつつも、実は私って態度に合わず
怖がりで、リフトを楽しまずに、まるで降りたいかのように走ってしまってたんだ。
昨日の不満足なフライトのあと、、ふと、目からウロコ状態で気付いたよ。
私は、リフトを楽しんで飛んでなかったやんか!ひとつひとつのリフトを大切に、楽しんで
飛べば良いだけなんちゃうん!って。
やっぱり、楽しんで飛んだら結果はついてくるんだ!
でも、今日って一筋縄ではいかず、1本スッ飛んで、最悪の精神状態と闘いながら、タ
スクフィニッシュタイムと闘いながら、楽しいモードにするの、かなりがんばったよ。
そう、忘れてならないのが、ツネの愛!
無線で「余裕の高度ですねー!」とか、「のんびり飛んでくださいねー!」とか、「ナイス
リフライトですねー!」とか、呼びかけてくれたん。
今ね、日本女子チーム内では、ツネの争奪戦が繰り広げられてるんだよ!
こんな飛びができた今日、私にとってちょっとした記念日になった!
今日の2時間40分、すっごくおもしろかった!
明日もめっちゃ楽しみ!

と、ここで、話しは、全く変わります。
実は、本日、日本にも来たときがあるトップ集団にいたモニークが、サーマルソアリング
中、推定高度250mから、突然タンブリングに入ってしまい、片翼を折って、パラシュート
も開かず、そのまま、地面に叩きつけられました。私は、タンブリングの瞬間は
見逃してしまったものの、そのほとんどを見てしまいました。
もちろんすぐにオフィシャルに連絡し、現場へと急行しました。墜落場所は
民家の裏庭で、既にアメリカチームのマイクさんと地元の人たちが集まっていました。
外傷は有るものの意識は有り、20分後に病院に運ばれて行きました。

他の1選手もランディングで、骨を折ってしまったようで、日本チームには、
とりあえず、何も無かったので、私はほっとひと安心しています。

大会は、後4日間です。
このレポートは何時送れるようにナルのでしょう。

香川.jpg (38082 バイト)ツネに惚れちゃったか
6月21日
(また、やっちゃいました)

ツネです。
本日のタスクは、約47kmで、はじめて沖にあるパイロンを使うことになりました。
天候は、快晴。風は北東のち北西で、如何に、沖のパイロンをゲットするかが鍵となります。

ゴールは、オーストラリアのニーバを含む3人で、アメリカのキャリーも沖のパイロンを撮ったところで、
ランディングしてしまいました。

日本チームは、やはり、沖のパイロンにたどり着けず、ランディングしてしまう中、
スーヤンの無線が全く入りません。要所要所で確認できたものの、
沖に向かう頃から全く見当たらないし、無線も入りません。ランディングしていれば無線は
入るし、既にミソジを迎えているので、どうにかするだろうと楽観的に感じていました。

スーヤン以外の選手を回収終わったときに、はじめて、「すいませんー。陶山です。」と
クリアーな無線が入ってきました。
昨日は、私が見る限り、本当に良い飛びをしていたので、現在地を聞いたところ、
「ゴール250mショートしましたー」と、トンでもないことをの賜っています。

本人は、「無線、むかつくー。昨日電池を入れ替えたのにー。意地でもメインの近くに
降りないと、おこられるー。」と感じていたようです。
私が思うに、スーヤンは、新品の電池をいれたつもりが、使いきった電池をいれてしまった
と思うのは私だけでしょうか?それとも、電池をいれかえていなかったのでは???

それでは、本人から一言!!!

もう、いっぱいいぱいで、なんにも考えられませーん。
あーでも、超くやしーい!!!!!!
もうちょっとだったのにー。
明日はがんばるぞー。

4時間30分飛んだミソジのスーヤンでした。

これで大会4日間中3日成立しました。後3日どうなることでしょう?

昨日のモニークの件ですが、危険な状態は脱したようです。日本チームもオフィシャルも
ホットひと安心です。

最後に、今日は、私にとって「やすらぎ」がやってくる日です。アテネの空港まで
おぼつちさんを迎えに行って来ました。精神的な安らぎとモノ的には、秋刀魚の蒲焼と
大和煮を頂きました。これで、男は3人になり、私はピンチを脱した気分です。

それでは。また。

陶山250mショート.jpg (54370 バイト)250m手前ショート、いい顔しています。
6月22日
(パワー不足)
ツネです。
本日のタスクは、約60kmでした。
天気は快晴、とても暑い!風は、北西の風。
ゴールは、4人。

この暑い中、日本チームは、2本飛んでしまったひとが3人もいました。
正直言って、日本チームは大会3本を飛んだ時点で、体力を使い果たしたようで、
今日の、リフライト3人につながったと思われます。
一番ばてているのは、安楽氏。初日の活躍が嘘のように、日中の気温が、日々
あがっていくに比例して、飛びも淡白になって行くのでした。
それとは逆に、関西組みのスーヤンは、今日も日本人トップで、脳ミソは、疲れ知らずの模様。
実は、今大会、GPSが採用されているのですが、そのサブとして写真を
証明と使っているのですが、現像がとにかく遅く、2日もかかっている状態ですので、
本日のクレームは、2日前のモノを受け付けていて、昨日のクレームは、後回しに
されてしまいました。

後2日で、おしまいなのですが、まだ、総合成績は1度も発表されていません。
閉会式には、どうのように、チョウジリを合わせてくるのかが、楽しみの1つとなっています。

このバテ気味の日本チームに、日本から昨日の晩、総料理長として、おぼつちさんが
合流し、朝から、自慢の腕を発揮しています。
夜は、うどんとそばを食べたのですが、ドイツチームの前回チャンピオンのコリーナを
交えて、楽しいパーティーとなりました。
日本食を久しぶりに食べた日本チームの明日からの検討を祈ります。

本日は、本当に淡白な飛びをみんなしていたと感じる私でした。
外国選手は、飛び終わった後、海に泳ぎに行っているのとは、大違いですねー。
6月23日
撃沈

本日のタスクは、四角形の70kmでした。天気は快晴。風は、北東の風。
ゴールは、12人くらいで、日本チームは、0人。

どっと、疲れがでてしまいました。
ゴールした選手に聞いてみると、今日はとてもイージーな日なので、100km以上の
タスクを組んでも良かったと言っています。

日本チームで一番飛んだのは、安楽氏で50kmで、実際回収していた、私と、おぼつちさんも
ゴールは、4人くらいかなと考えていたので、安楽氏は、良く頑張ったと
感じていたのですが、メインランディングに帰ると、10人以上の選手がゴールを
していて、かなりイージーだったと言う反応に、皆愕然とするのでした。

ここで安楽氏に一言

もういいよー。ゴールできなかったし。一人になったのが・・・・

何が、こうも外国人選手と差をつくってしまったのか?前日までは、正直なところ
かなり、日本チームも外国人選手と差は無くなっているなーと
感じていたのですが、実際、スーヤンが、前日までで総合10位にはいっていました。

前日までの渋い条件とは違い、好条件になると全く歯がたちません。
やはり、ハンマー投げの室伏のように、外国人の遺伝子を導入するしかないのでしょうか?


私は、疲れているので、もう寝ます。


6月24日
怪しい人たち

本日のタスクは、約110kmです。アウト&リターン!!
ギリシャレコードになる予定でした。
しかし、北西の風が、南西にシフトし、結局、15:45にキャンセルが決まり
USAのキャリーが、チャンピオンになりました。

夕方から、近くのビーチに繰り出し、すばらしいエーゲ海のウニを堪能しましたが
季節外れで、イマイチの味でした。
各国選手は、思い思いに泳ぎまくり、後は、BBQパーティーを待つだけでしたが、
全く始まる気配はありません。
待ちくたびれたドイツチームは、晩飯を食べに行ってしまいました。

結局、始まったのは、22時からで、皆単なる酔っ払いとなってしまいました。
そのおかげで、私は、襲われそうになったのでした。

スーヤン
単なる酔っ払い。井手ちゃんと怪しい関係

井手ちゃん
まともだなー。姉御肌。井手ちゃん、マイラブ。(ス―ヤン)

祥子さん
単なる猫女。にゃー、にゃー、にゃー。こんな感じです。

安楽さん
今、マガジン読んでいます。

やこうさん
まだ帰ってません。

明日、皆がまともなときに一言頂きたいと思っています。

ツネでした。

6月29日
帰国後
ナカムラ ツネです。
大変申し訳ございません。本日帰国しましたので、
書きためたメールを送ります。
現地では、何度もアクセスを試みたのですが、肝心の本番当日になってから
どうしても上手く送れませんでした。

ということで、日にちを気にしながら、読んでください。

昨日(6月24日)のBBQの余韻を残しながら、朝10:00から、ヘッドクォーターで、閉会式が
行われました


個人優勝は、USAのキャリー,2位はフランスのフランソワズ、3位はオーストラリアのニーバとなりました。
一方、日本チームは、
14位に陶山、16位に安楽、18位に香川、21位に井手、27位に谷古宇。 

国別では、2人の負傷者を出しながらも1位となったのは、ドイツチーム!
2位は、フランスチーム。3位は、USAチームとなり、
日本は、4位となりました。

個人優勝したキャリー、国別で優勝したドイツチームは、それぞれの思いから、
涙を流していました。

それでは。

チームリーダー
中村 庸十君の大会後記
大会の報告は、いかがだったでしょうか?

色々な意見があると思いますが、勝手ながら自分なりの総評を
したいと思います。
私は、毎年海外の大会に行って、大会にでたりしていましたが、ここ2年間は
完全にサポートに徹し、サポート自体は、今回を含め海外で5大会
以上経験させて頂いています。
そして、今回の大会は、今まで経験した中で、思った以上に精神的・体力的に
厳しいものでした。
今回の私自身のテーマは、選手皆が楽しく且つ新剣に女子の世界大会に参加できることでしたが、
結果的には、この課題の達成度は、フィフティー・フィフティーかと思っています。
しかし、一つ、言えることは、選手の皆はそれぞれ真剣にこの大会に来たのだという事です。
書き切れない色々な出来事がありましたが、この10日間、その思いがヒシヒシと伝わってきました。

大会の結果は、数字だけ見るとイマイチのように思われるかもしれませんが、
男のような海外の女性パイロットのなかで、日本人は目立って小さいです。
気候は、ヨーロッパ一暑い国で、6月というのに日中の気温は、40度近く上昇することも
あります。
各選手は、ゴールは出来なかったものの、大会のフライト時間は、他の選手とほぼ変わらないか
それ以上飛んでいる感もありますし、炎天下の中、3本もリフライトした人もいます。

そういった状況の中での真剣さに関しては他国を上回るような気がします。
いろんな面でのハンディーを感じながらも、それを克服し様とする姿勢に対し、わたしは
本当に頭が下がる思いです。
ヒマが有れば、もう一度、私のレポートと所々入っている選手の言葉を
読み返してみてください。一度目とは違った文章になると思うのですが・・・
女子世界戦は、あと1回しか開催されないとも聞いています。
私自身、不満な点が有ることは、確かなのですが、女子世界戦でしか
味わえないフライト経験をされた選手がうらやましい限りです。


最後に、選手の皆さんと私の精神的な支えとなった若林ヤシンさんとおぼつち(高橋 陽一)さん、
そして、出国前に色々とお世話になった方々に、貴重な経験を頂いたお礼を言いたいと思います。


                                   平成12年6月30日     中村 庸十  


選手の帰国レポートです。


皆さん、こんにちは。
安楽(高橋)です。昨日ようやく日本に帰ってきました。

ツネが力作のレポートを書いてくれたおかげで、女子世界選の模様が皆さんに
お伝えできて、個人的にも大変嬉しく思い、かつ感謝しています。
私ものちほど簡単なレポートを書こうと思っていますが、ツネが真剣な
感想を書いているので、私も一言。

今回の大会は、私にとって初めての海外での本格的な大会への参加でした。
順位の方は31人中16位(しかも途中2人怪我で帰国しているので、実質29人)
とそう振るいませんでしたが、サンダーストームに巻き込まれたり、3000mまで上がったり、
20キロを一気にグライドしたりと、日本ではなかなかできない貴重な
体験をすることができました(サンダーストームは体験したくなかったのですが・・・)。

全体的に見て、外人選手と比べて劣っているのはサーマルでのセンタリングより、
グライドのスピードやとコース取り・タイミングなど判断能力だと感じました。
もちろん体重の軽さ、グライダーの滑空性能などハンデはいたしかたないのですが

それを差し引いてもまだまだ向上すべき点が多くあると思います。
同じ高度からファイナルグライドになっても降りる地点が全く違ったり、グライド
のスピードについていけないため1人になってしまったり、
という事が数え切れないくらいありました。

個人的には暑さと体力不足にかなりの不安があったので、
食事は食べる、夜は早く寝る、日中は涼しい所で動かないなど、
自分なりにできることは心掛けました。ツネのレポートには
日本選手の体力不足に触れていましたが、自分では肉体的な疲労で
飛びにマイナスの影響がでてくることは、それほどなかったと思っています。
もちろん連日の3ー4時間フライトで、集中力がかけてしまうことは、
気がつかないうちにあったかもしれませんが。

何よりツネの言う通り、私にとっては「楽しく真剣に」取り組めた大会でした。
日本チームはよくまとまっていて、大会中の一軒家での生活も、
毎日へとへとになりながらも、とても楽しいものでした。
ツネは自分にフィフティー・フィフティーという厳しい自己評価を下してましたが、
彼のアシストは私から見れば100点満点で120点でした。
女性陣にかこまれて、もしかすると一番気疲れしたのはツネだったかもしれません。
本当にどうもありがとう。

最後にグライダーの輸送を手配してくれた板垣さん、快くラミナールのパーツを
貸して下さった峰岸さんとパッキングを手伝ってくれた佐々木くん、
Tシャツまで作って応援してくれた中瀬さんを初めとするウィンドスポーツの
皆様、そしてここには書き切れませんがその他多くの方々にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

安楽恵里子


香川祥子です。
みなさん、ツネのレポート、読んでいただけましたでしょうか。

今回の女子世界選は「楽しい大会にしよう」「全員がチームリーダーの
つもりで臨もう」ということがテーマだったと言えると思います。
このテーマの達成度は、結構高かったのではないでしょうか。

大会を振り返ると、前半、日本選手はベスト10を狙える位置につけてい
て、チーム内に盛り上がりがありましたが、後半になって他国上位選手
との差が開き、レベルの違いを見せつけられる結果となりました。

安楽さんの分析通り、グライド時のコース取り、スピードが日本女子の
課題としてクローズアップされたようです。それと体力面かな。

ツネ君には既に個人的にお伝えしたのですが、安楽さんと同じく、私も
ツネ君がサポートしてくれた環境に関して、不満なんて全くと言ってい
いほどありませんでした。これは嘘のような本当の話です。それほど、
ツネ君のサポートは完璧でした。
だから、フィフティー・フィフティーなのは、成績という結果としてだ
けで、ツネ君自身の課題達成度への評価としては、あてはまらないと私
は思います。
ツネ君は、私たちを気分良く、飛ばさせてくれました。
そして、大会中も帰国してからも、こうしてメールをみなさんに送って
くれて、また、私たちの気分を良くさせてくれました。
改めて、ありがとう!

最後になりましたが、私たち日本チームにいろいろなカタチで力を貸し
てくださった全国各地のみなさん、おひとりずつお名前をお呼びできず
失礼ですが、本当にありがとうございました!
おかげで、貴重な経験をさせていただくことができました。

陶山園恵さん、井手有生さんはメールを送り難い環境にあるのですが、
みなさんへの感謝の気持ちは、全く変わりません。
また、谷古宇瑞子さんは、今なお異国の地にいます。
日本チーム全員、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。


心をこめて エッファリスト!(ギリシャ語でありがとう!)

ハングが世界の舞台で結果があまりよくないのは、祥子さんの言う通り海外でのフラ
イトの経験が少ないというのが一番大きいと思います。
パラでは、ちょうどこの前の女子世界選と同じ時期にスペインで行われていたPWC
で、辻強選手が優勝するなど各大会で活躍していますが、それは海外の大会に数多く
出ているからだと思います。
去年のイタリアの世界選で大門さんが好成績を残せたのも、その前の年から海外に行
って経験と練習を重ねたおかげでしょう。

しかし、今のハング界ではそれだけではなく、グライダーの性能がかなり大きなウエ
イトをしめていると最近感じています。
たとえ同じメーカーの同じ機種であっても、トップクラスの乗るグライダーはさらに
性能が良くなってますし、またそういうグライダーに乗るためには、実力や実績が必
要になってきますし。その点大沼さんや大門さんは、最新のグライダーを手に入れる
べく、早くからメーカーに行くなどして努力しているのはとても良いことだと思いま
す。