たいまつが灯って4年目になる小掠賣神社初詣、年々人数が増え、昨年は約25名の方々よりご参拝いただきました。

楯山の由緒ある小掠賣神社へ記念すべき2000年1月1日にみんなで参拝しょう。きっと、小掠賣様が私たちを見守ってくれるはずです。

集合場所 阿蘓宅前 T字路

集合日時 1月1日午前零時

わがまま苦楽部でたいまつを準備しますが、準備できる方は持参してください。
寒くない服装で参加してください。
破魔矢にお守り・おみくじもあります。

小掠賣をたたえる歌

  1. むかしむかしそのむかし 貞女おしめがおりました 頃は貞観 地は出羽あくみますだの人でした。
  2. 長者伴部は老の身に よつぎのないのを悲しみて 胎蔵薬師にごまをたち 祈願をかけておりました。
  3. 生まれし姫は美しく 父母の育み村人も うらやむ程の幸せの 中に育ってゆきました。
  4. 春は胎蔵の山桜 夏はかじかの音をきき 秋はあらそのしろたえを もみじの間にかいまみて。
  5. 姫は老いたる父母に 何から何とおとぎして 誰いうとなくその名おば 孝女おしめといいました。
  6. 出羽の国司はこれを聞き 時の帝におしめをば 人のかがみとねんごろに お知らせ申し上げました。
  7. 年も十三ろうたけき 姫はめされてはるばると 都に上りゆきました 高き位につきました。
  8. 花の都にありながら 高い位にありながら 老いたる親のたよりのみ 朝な夕なに待ちました。
  9. 月星移りいくとせか かりのたよりにちちははの みまかりましてことを聞き 都を去りてふるさとに。
  10. 亡き父母のみたまには いとねんごろにたむけして ありにし昔しのびては 悲たんの涙にくれました。
  11. 水をひいては田をおこし 蚕をかいて機をおり 河を治めて道ひらく 村人達の幸せのため。
  12. 長者の家にありながら かしずく多くがありながら 悲しき事がありました 夫はこの世を去りました。
  13. 胎山麓のおくつきに 庵をたてて落髪し 朝な夕なに香をたき 花を手向けておりました。
  14. 村人たちは尊びて 誰いうとなくその名をば 比丘尼様とはよびました 貞女や孝女といいました。
  15. 帝ははるかにきこしめし おしめに位をさずけられ 貢をゆるし人々の かがみになせとありました。
  16. 長き尊き老の身に 父母や夫のとむらいに ありにしこともしのばれて ねむるか如く去りました。

(丸山勝実氏 … 昭和20年代、旧田沢村役場広報主任時代に研究し作られました)

楯山わがまま苦楽部

2000/10/07