桔梗について

1 花言葉
 添付資料参照

2 万葉集では"あさがお"と表現されている

3 性質及び特徴
 a) 病害虫に強い宿根草、(但し、冬から春にネズミかモグラの餌が無い地区は根を食べられてしまう。鉢植えの場合蛾の幼虫に根を食べられることが有る。又、苗の時、根切り虫にやられることもある。) 
 b) 種を蒔いたその年に一輪咲き、二年目以降年々株が太り、茎も増え何輪も咲く
(種の蒔き方が密集過ぎるとその年には一輪も咲かない)
 c) 土壌が良ければ数年経つと根は朝鮮人参の様に成長して地中1メ−タ−位に      
 及ぶ。この時には一つの株から茎が数十本出る。また白種の株からは、数年経つと 茎の本数が増え、茎に依ってはサツキの様に紫、シェルピンク、紫の斑入り等咲き分ける物もある。
(紫種は紫色が強すぎて出にくいと推測されるが白種は出る可能性が有る)
 d) 花弁は通常5弁であるが、苗の一輪の時3弁、4弁、6弁を見た。しかし翌年からは5弁に戻ってしまう。数年後に10弁出たこともある。
 e) 花の色は紫、濃い紫、白、ピンク、淡いピンク、白に紫の線、白に紫の斑各種と紫、白にピンクその各々に一重と八重が有る。大輪、早咲きも出る
 f)  チヂレ葉で花が上向きに咲くのも有る。
 g) 背丈が矮小、中背、背高が有る
 h) 紫の矮小があるので、交配によっては各種色が出るのでは?
 i) 変種"貴婦人"がH21年に1株出た。
 j) 斑入りは翌年同じ紋様が出ない場合がある。また、茎に依って別の紋様、や白、紫に変化することも有る。
 k) 花が咲いた後、茎を或る程度に切ると2度咲きさせることが出来る。しかし、株を弱らせる。又、秋に茎が枯れない内に茎を切ると、翌年の芽が出てしまい株を弱らせる(秋頃は土の中で翌年の芽が少し出ている)
 l) 漢方薬(痰切)に使用される。
 m) 韓国では食用にしている。 

4  殖やし方
 a) 種で殖やす。(咲くまでどんな色が出るか楽しみ。一輪の花から百粒位は取れるのではないだろうか。)
 b) 根株が大きくなってくると、茎芽がいくつも出るようになるが株分かれはしない。(但し鉢植えしていて、毎年植え変えをしないと株が鉢一杯になり桔梗自身、危険を 感じて茎分かれすることが有る。)
 c) 挿し芽が出来ると言われているが、まだ成功してない。

5 注意事項
 a) 鉢植えには限度がある.
    根がかなり長くなり、株も太る、病気なり易い、常に水遣りが必要
    どうしても鉢植えにする場合は毎年、大きい鉢に替え、肥料分の多い土にする
     (油粕、鶏糞、腐葉土等)
 b) 酸性を好む (石灰はアルカリせいだが、入れt問題なかった)                                            
 c) 桔梗にとっては地植えが一番良い。年々株が大きくなるので、最低でも40〜50cmは離して植えるのが良い
 d) 植え替える場合は秋、茎が枯れてから春先毛根が動く前迄に行う。(既に翌年の芽が少し出ているので、芽を折らない様注意を要す。
 e) ネズミ対策は鉢植えの場合は上に金網を被せる。地植えは冬になる前に杉の葉を広く敷けば被害を軽減出来る。
 f)  風と雨で倒れ易いので蕾が出る頃には、支柱で支えてやる。
   株が5,6年もすると出て来る茎が10本以上になってくるので、その茎を痛めない様に紐で束ねる様に縛る対策でも良い。

6 桔梗に纏わる話し。
 a) 平 将門は桔梗姫に裏切られて云々、、、、、
 b) 明智 光秀は土岐氏一族で桔梗を紋所にしていた。
  (京都府 谷性寺に祀られている)
  加藤清正、大田道灌、坂本竜馬、大村益次郎も桔梗を家紋としている)
 c) 花魁の衣装に桔梗が描かれているとNHK歴史秘話で紹介されている
 d) 日本三大桔梗寺として
 e) 香勝寺(静岡県)、谷性寺(京都府)、遍照寺(兵庫県)、がインターネットで紹介されている。
     (多宝寺:秩父郡長瀞町本野上401も桔梗寺とか)