山のことあれこれ 115

【 2017年02月01日/朝日連峰山麓の山々/井上邦彦報告 】

 玄関の戸を開けると、飯豊連峰が輝いていた。天気予報と天気図を確認すると日本海に小さな低気圧があり、午後からは雨になるらしい。いわゆる疑似好天である。
 ここ数日は降雪がなく、除雪の必要もない。昨日は体育館でトレーニングを行ったから今日は休養日である。とすれば登るしかない。
 家の用事を終えて車を30分ほど朝日連峰方面に走らせる。雪は驚くほど少なく、スコップなしで道路から雪の上に登れた。硬い雪の上に20cmほど軽い新雪が積もっていた。
 09:04かんじきを履いてゆっくり登り始める。青空で風はない。暑くなって下着とカッパだけになる。ウサギの足跡が多いが、これは何匹もいるのではなく、1~2匹が走り回っているような感じだ。
 10:40車道から300mほど登った所で空に雲が多くなってきたので、引き返すことにした。雪崩は心配なさそうなので沢沿いに降ったら、セッケイカワゲラが数匹登ってくるのに出会った。
これは登り始めた午前9時の天気図。
日本海にある低気圧の影響で疑似好天ができている。
さらに低気圧から南西に前線モドキがあるように感じる 
今年の積雪は、平年より極端に少なかった昨年とほぼ同様に推移している
車道から徳網山を見上げる 
取付き付近ではリスやネズミの足跡が散乱していた 
ウサギがジャンプしながら駆け下った斜面を登る
登る途中で振り返ると徳網山が聳えている
ウサギの足跡に逆らって登る
口が届きそうな枝が雪の上に出ていると、
必ずと言ってよいほど寄り道をしていた 
柴倉山と桧岩屋山方面
登ってきた尾根を振り返る。隣はウサギの足跡 
桧岩屋山から西朝日岳方面 
今回はここから戻った。かんじきではなく山スキーで歩きたくなるような所だ 
セッケイカワゲラは雪虫とも呼ばれる春の使者だ。
今年は随分と早いように感じる 

おわり