山のことあれこれ 24

2008年12月17日(水)
 飯豊町あ〜すで「平成20年度飯豊連峰保全連絡会議(第2回会合)」が行われた。代表の平田大六さんが欠席を余儀なくされたため、幹事であると共に計画策定ワーキング委員会で座長をした小荒井実さんに座長をお願いした。
 最初に出席者の自己紹介があった。参加者は後藤飯豊町長、幹事(小荒井・藤井・本間・薄・平野・井上・舩山)、西会津山の会(片岡・三瓶)、西会津町(五十嵐)、喜多方市(佐藤)、飯豊山山小屋組合(佐藤)、小国町(舟山)、鈴木、小国山岳会(金野・竹田・高橋・金)、置賜森林管理署(川村・藤井)、下越森林管理署(塙・青砥・中束・富樫)、山形県(土田)、飯豊町(伊藤・高橋)、喜多方市(佐竹・齋藤・小沼)、喜多方ガイアの会(金子・井上)、岩淵、山想会(滝原)、荒川WV(坂上・坂野・佐藤)、山際、飯豊山岳会(伊藤・菊池)、関川村(舩山)、中条山の会(亀山)、新潟県(飯塚・倉)、福島県(会田)、奥山、山形県自然公園管理員(高橋・舟山)、福島虫の会(小林・齋藤)、環境省(内木・福原・山本・佐藤・佐々木)、池野・齋藤・加藤・大谷・松橋、ニュージェック(川端・亀山)」以上63名である。
 次に佐藤自然保護官から「ニュースレターNo2」を基に、今年の合同保全事業について説明があった。この内容はhttp://tohoku.env.go.jp/to_2008/1006a.htmlに掲載されている。
 次は各団体の報告である。西会津山の会から「松平峠下の登山道補修状況と鏡山久良谷川(弥生)登山口林道の落石撤去作業」、喜多方市から「御沢登山口の木製階段及び土留工と峰秀水付近の落石対応」、下越山岳会から「清掃登山と赤谷口交通規制」、置賜森林管理署から「飯豊山地生態系保護地域の連絡調整会議」について報告があった。新潟県からは「門内小屋の冬期出入り口を改良した」にと報告があった。
 地蔵山巻き道途中の水場における落石問題は、掲示板AのNo729・735・743で課題とされていたものである。「関係機関と協議し、来シーズンから水場の下道を通行することとし、上道を閉鎖することとした」旨の報告であったので、安堵した。
 また「飯豊連峰における各避難小屋の管理運営に関して協議できる場が欲しい」との発言があった。過去に「飯豊連峰山小屋サミット」を天狗平ロッジで開催したことがあるが、これからの重要な課題だと感じた。
 赤谷口の車道については「来春まで大きな崩壊などがなければ、7月1日頃から加治川治水ダムと加治川ダム(掛留沢・林道終点)の全面通行止めを、車両通行止め(徒歩は可能)に変更する予定であると、新発田市役所から連絡があった」とのことである。これは大変に好ましい報告であった。
 続いて環境省から今年実施した「玄山道の測量設計にかかる考えと現況」「登山者カウンター結果」、潟jュージェックから「モニタリング状況」について報告があった。
 ここにその詳細を掲載するスペースはないが、これらの報告は大変に重要な報告であり、これまでの保全活動に対して正面から細部にわたって評価をし、それをこれからの活動に反映するという、真摯なものであった。
 その他では、次回の連絡会を来年の6月に開催(おそらく下旬)するとの報告があった。私は「来年の合同保全事業案として、9月12-13日絡まりとし、場所は天狗ノ庭と梶川尾根上部とします。朝日連峰生態系巡視員会議の中で、砂利道を飛ばすと道路が傷むので安全運転で走りましょうとの意見がありました。林道ではお互いに気を付けたいものです。昨日、村上市の鷲ヶ巣山を登ってきましたが、ナラ枯れによる落枝、幹折れ、倒木など風の強い日は危険度が高いと痛感してきました。登山道の管理者は登山道から離れた樹木は伐採できません。カシノナガキクイムシは法定害虫(森林病害虫防除法)に指定されている。関係機関団体が連携を取って対応する必要がある。7月28日に天狗ノ庭近くで、登山道が残雪に埋もれていたことによる滑落死亡事故が発生した。心から冥福を祈りたい。私達は飯豊連峰の保全計画の中で登山者の自己責任を前面に置き、むやみに安全性を追求することを否定した。それ故に、このような危険性があることを周知徹底させる義務があると考える。」と意見を述べた。これに対し、特にナラ枯れについての意見が披露された。

会議の様子
後藤飯豊町長の挨拶 薄幹事
出席者の顔ぶれ
様々な報告に聞き入る

2008年12月06日(土)
 朝日山地森林生態系保護地域巡視員会議に出席。午後からは筆者が「自己責任とセルフレスキュー」をテーマに講話を行う。会議で配布された資料の中にブナ枯れの原因となる「ウエツキブナハムシ被害確認区域図」があった。ブナ枯れが月山から朝日連峰に向かって南下している様子が一目瞭然である。関係機関は「ブナ枯れは葉が食べられるだけでブナの樹には影響がない」として放置する方針のようだが、筆者はナラ枯れとブナ枯れが重なれば、動物の食糧事情が極度に悪化する可能性があるのではいかと、危惧している。
⇒朝日庄内森林環境保全ふれあいセンターの「ウエツキブナハムシ観察日記
 会議の席上、大井沢地区代表から「登山口までの車道を速度を上げて通行する車両があり、林道の傷みが著しい。」との発言があった。確かに釧路湿原でも猛スピードで走る車のため荒れた砂利道があった。登山道だけでなく、途中の林道も大切にしたいものである。
 鳥原小屋のシロツメクサが話題となったので、筆者も主稜線のオオバコについて質問した。林野庁・環境省ともにシロツメクサ・オオバコは繁殖エリアが限定されており拡大する恐れはないとして放置する方針との回答であった。はたしてそうなのだろうか、オオバコは帰化植物ではないが、登山道に沿って拡大しているように感じるのは私だけだろうか。

ウエツキブナハムシ被害確認区域(朝日連峰北部)

2008年12月04日(木) 
 朝、朴ノ峠に行くと、カメラマンが2人、霧のブナ林に浮かぶ太陽を撮影していた。飯豊連峰は残念ながら霧(雲海)のため見えなかった。お昼に雲海が消えてきたので再度朴ノ木峠に登った。飯豊連峰は逆光のため見えにくかったが、太陽に薄雲がかかったタイミングに撮影し、帰宅後に加工してみた。
 夜は小国山岳会の役員会で、今後の山形県山岳連盟のあり方や、各事業について意見を交換する。

空に露出を合わせてみました
こちらは山に合わせています、左端は大日岳です
大境山
杁差岳
梅花皮小屋
飯豊山とダイグラ尾根
朝日連峰全景、下は小国町市街地
大朝日岳と祝瓶山
祝瓶山
大朝日岳
以東岳

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