山のことあれこれ 73の2

2013年01月25日:山スキー用着脱式プロテクターの改良
 25jiの冨樫さんから「 ずいぶん昔のことですが、井上さんの試作品と同じようなものが製品化され山岳雑誌に掲載されている広告を見ました。残念ながら、お店で実物を見る前に消えてしまったようです。外側ではなく内側の話ですが、ダブルのテレマークブーツのインナーをハイバックのインナーに変えて使っています。滑るときだけ、インナー上部をパワーベルトで締めるのですが、安定感が増しますよ。冬用の二重靴をお持ちの方はお試しください。」とコメントがあった。
 これまでも登山靴にベルトを巻いていた。しかしインナーの後ろ側が低くなっているせいか、いつの間にかズレて外れていた。インナブーツの背が高くないと難しいと思いながら登山靴を見ていたら、インナーの輪が目についた。この輪はインナーを引き抜く時に使っていたのだが、ベルトが通りそうだ。次に前方を見ると、インナーと靴がマジックテープで貼り付いて雪などの侵入を防いでいる。さらに靴のベロが大きくインナーに折り込まれるようになっていた。どうせロングスパッツを着用するのだから、ここに拘る必要もあるまいと思い、インナーにベルトを巻きつけ靴の紐を縛った。これは行けそうであるが、外側を巻いた時のほうが固定感がある。次に試作品のプロテクターを着装してみた。
 これは良い!抜群のフィット感である。そういえば阿曽さんが「パワーベルトをバックルの上から装着するのもいいかも!」と言っていたが、中に装着する方法があったのだと両手を打った。ところで、インナーだけを固定する必要があるのだろうかという疑問が出てきた。そこでベルトを輪に通し、以前のように靴の上から締めてみた。左右で違う方法をしてみたが、どちらでも特に違和感はない。試してみれば靴のベロがベルトの内か外かということだけである。内であれば雪などが入る可能性が少なくなるし、靴とのフィット感も僅かながら優れているかもしれない。反面、長時間の使用では緩みやすいということが考えられる。これは実際に使ってみなければ分からない。

インナーブーツにベルトが通る輪があった
前方のベロはインナーと靴がマジックテープで貼り付くようになっていた
インナーだけをベルトで固定
右足だけに装着
さらにプロテクターをセット
インナーだけと靴ごと装着してみた
要はベロをどうするかだ
プロテクターを装着するとどちらか分からなくなった

おわり