失われたトランジスタ2SC1971を求めて・・・中国浙江省杭州市・上海特別市に出動!!(逍遙編)

 さて、一夜明けまして22日。今日は朝からどんよりと厚い雲に覆われた空。気温も39℃までは上がらないだろうけど・・・。39℃が連日続くと昔中国の留学生にこんなことを教わったのを思い出す。「あのね〜、いまじんさんね〜。中国じゃ40℃以上になると暑いので工場とか操業やめるんですよー」「へー、労働者の健康を考えてくれるのはさすが社会主義国だねえ。」「いや〜、そうじゃなくて、役所は工場止めたくないから、40℃以上の気温は何度になろうと39℃なんですよ。」「ひえー!本当かい!」

 なんだか本当のようである・・・。


 朝飯を食って、天文イベント見に来た海外の皆さんホントご苦労〜さん!とつぶやきつつベッドにひっくり返った。しばらくうつらうつらしていたが、何だか外が騒がしい。窓から外を見ると人民の皆さんが手に手に日食グラスを持って西湖畔に集結中ではないか!

 

 おお、何やら雲が切れてきているではないか〜。ホテルの前が西湖の遊覧船というか昔の画舫(がぼう)みたいなやつの乗り場前なんだけどとにかく人が次から次と集まってくる。どうやらここで見えるよ〜みたいな連絡を携帯でとりあって集結してるようなのだ。

 そんなわけで、予定に全くなかった日食観望を開始した。

  

 なんだかぶれぶれですが手持ちのデジカメに日食フィルタをかぶせて撮っただけ。上の方が欠けてますね。
 そんでもうちょっとで全部消えそう・・・。で、消えました〜。

 

 で、ちょこっと顔を出しました〜。ダイヤモンドリングっぽい感じ〜。以上終了〜♪。

 人民の皆さんはもう大騒ぎ。皆既にはいると「うおー!」太陽がこんにちはをすると「うおー!」、おいらも一緒に「うおー!!」という感じでした。町中は急速に暗くなって夜みたいになるんですが空には光を失った黒い円盤が白い光を放っているというなんだか恐ろしいような光景に見えました。湖の向こうの雷峰塔にはきれいにイルミネーションが灯って何やら怪しい景色でしたね。
 後で知り合いと話をしていて、この人も武漢に密航中だったことがわかり大笑いをしました。やっぱり杭州と同じように雲間からちゃんと見えたらしいです。お互い良かったですね。

 で、明るくなると皆さん何も無かったようにどこかへ行ってしまいました。仕事に行ったのかな?
 午後の上海移動まで時間があるので西湖を一周しようと出発。まず蘇堤の入り口までタクシーをつかまえて移動。そこから湖上を堤に沿って歩きますが到着地は夕べの「印象西湖」の会場です。なんだかまた昼頃に楼外楼に接近しそうです。楼外楼はもういいやー。


 蘇堤の上で、魔物を発見しました。木の上で人間の獲物を待ってるようです。残念ながらお顔が見えません。すかさず呪文で撃退。

 さて、12時までにホテルをチェックアウトしないとお金がかかってしまうので、タクシーをつかまえてホテルに行かなければなりませんが、焦っているときに限って空車は無し。やっぱりこういうときは楼外楼にやってくるタクシーを掴むのが一番です。困ったときの楼外楼ですな。
 荷物をフロントの預かってもらい、昼食は隣にあるハイアットのレストランに。いやーここはすごかった。なんせハンバーガーとかビーフサンドイッチごときの焼き方まで聞いてくるんですからね。僕は「WAGYU豪州牛肉三明治」。和牛・豪州牛肉ってどういうんだかわかりませんが、かなりうさんくさいです。三明治(さんみんちー)っていうのはサンドイッチの音訳ですね。ウェルダンでお願いしま〜す。値段もすごかったから160元ビュフェ方式の方が良かったかも。でもいいや。おなかに入ったものは満足でした。ビール2杯おかわり。

 さて外は夕立の大雨。雨でも日食がみられたので本当にラッキーでしたね。満足して上海に移動します。

 

 今回は上海−杭州の往復だったので別に良いかなとも思いましたが一応神田の東方書店で時刻表を購入。相変わらず引きにくい時刻表です。表紙に載っているのが中国新幹線「和偕号」でこれで上海まで1時間半くらいでしょうか。この車体は中央に乗降口・トイレがありその前後が座席です。席間はかなり広く窓の上部にコンセントがあるので各種電源はそこから取れます。1等車に乗ると服務員が西蔵の水とやらのペットボトルを配布してくれます。西蔵ってチベットのことなんだけどあんな所から持ってきたんだろうか?
 チベットだけじゃない。ウイグル族の事件なんかもあっていろいろ考えさせられるんだが、こんな沿海部の発展した地域にいる人はどう感じているんだろうか。テレビでは結構新彊ウイグル自治区の報道もされているんだけど、「今日はカナダからの観光客がバザールを歩きました。治安は良くなっています。」ていうかんじ。カナダ人のお姉さんも串焼き喰いながら「ステキだわ」なんて言ってるし・・・。
 さて、一眠りするともう上海西駅。早いし揺れないので結構な乗り物でした。CRH China Railway High-speed

 さて上海南駅。上海駅は昔から「北站」という呼称でしたが、どうやら上海万博に合わせて新しく出来た駅のようです。で、上海のホテルに行こうとタクシーに乗って駅を出たところで列車にPCを忘れたことに気づいた。あわてて車を戻してもらい駅構内の若い駅員に話をするとさっそくトランシーバで連絡を取ってもらう。どうやら届いているらしく「ついてこい」というわけで新しい駅の4階までいったが、いやすごい駅だ。空港みたいに到着フロアと発車フロアを分けて作ってある。忘れ物窓口で手続きして返していただき、優秀な鉄道服務員に感謝。昔一人で旅してた頃、昔の北站で、飛び込みで開封までの軟臥を取れないかと、同僚とおしゃべり中の女性服務員に頼んだら、ついと引っ込んで手招きするからついていったら切符を売ってくれた上に列車まで案内してもらった。こういう優しさには本当に弱いね。

 再びタクシーで上海新協通国際大酒店(BUND RIVERSIDE HOTEL)に移動。RIVERSIDEっていうのは蘇州河のほとりにあるからだろう。そういや昔この河に死体が浮いてるのを見た。北京東路398段。上海の秋葉原(と言ってもオタクの店や冥途喫茶なんてないぞ。電気屋さんの街です。)に隣接する地味な高層ホテルである。



 窓から見た浦東区。浦江飯店とか上海大厦なんかの方角。雨が降ってました。黄昏のビギンですな。