FRMSとNOAA画像信号受信機用フィルタ


(1)FRMS(Frequency Response Measuring System)について
 これはご存じの方も多いと思いますが、フィルタなどの周波数特性をはかるにはとても便利な機材です。
PCからシリアル経由で制御しますが、一定の幅の周波数をスイープさせて出力し、一方でその信号を受けてそのレベルをはかりグラフ化するというものです。普通ならトラジェネとスペアナで計測するものですが、これなら一台で計れます。
 この機材を考案されかつ私たちに提供されているのはTera Circuits LaboratoryとCYTEC/サイテックの管理者のOMさん達です。私もCYTEC/サイテックさんから提供されている基板キットとPIC制御素子を購入しいろいろアドバイスをいただきながら作製してみました。

 スイープジェネレータには秋月のDDSキットを利用してPICで制御しますのでまずDDSキットを購入し作製しなければなりません。このDDSキットをFRMS基板の上に小亀のように載せて作製します。



 黄色いシールが貼ってあるのがPIC。その上がシリアルドライバ。その左がログアンプ。緑の基板がDDSキットです。ノイズが載るといけないのでフェライトビーズが一杯入っています。

 

 左の写真、これがお顔です。なんだか素っ気ないですが左が入力、右が出力。制御は裏のシリアルからPCで行うから表には電源スイッチとPLしかありません。フェライトがびっちりついていますね。このワイヤの先には鰐口クリップがついていて試料を挟むようになっています。

(2)試料の実測
 早速、試料を計測してみました。左からTOKOの455KhZセラフィル、Murataの455KhZセラフィル(帯域幅B)、Murataの455KhZセラフィル(帯域幅E)、下がAM用MurataのSFU455Bです。TOKOの455KhZセラフィルは商社を通じて有償サンプルということで1個450円で購入。あとは秋葉原で探しました。



 これはMurataの455Khzセラフィル(E)です。20Khzの帯域幅を持っていることが分かりました。見事にスパッと切れてますね。でもこれではNOAAの画像受信には狭すぎですので帯域幅ランク(B)のを見ていきます。

  

 左がMurataの455KhZセラフィル帯域幅(B)、右がTokoのものです。どちらも35KHzとれています。これでどうでしょうか?通信機用ではないようなので特性は上のものに比べてしまりがない感じですね。

ちなみにAMラジオ用のSFU455Bは次の通り。


 当たり前ですが、かなり狭いです。

 というような結果を受けて、NOAAの画像受信には帯域幅(B)を採用していこうと思います。