10MHz ベースクロック発振器(OCXO内蔵)

 先にも紹介しましたが、安定度の高い基準周波数を得るために、オーブン入りの水晶発振器をオークションで入手しました。これをケースに入れて電源を組み込み完成しました。

 電源はACからスイッチングでなくトランスで12Vに落とし、整流した後、3端子レギュレータTA7912Sで−12Vに安定化しました。ACラインにはスイッチとヒューズを入れておきます。またON表示にLEDをつけました。電流制限用に2.2KΩの抵抗を直列に入れます。

 

 銀色の大きいのが恒温槽。前にも書きましたがこの品番を検索するとコリンズ社の航空電子部品の発振器が引っかかります。マイナスアースっていうのも何か航空部品のお約束でもあるのでしょうか?よくわかりません。平滑用のコンデンサは1000μFしかなかったのですが、もう少し大きい方が良いでしょう。トランスは0.8A容量の小型のものです。
 AC100VのインレットはよくPCなどにも使われているコネクタ(なんて呼ぶんだろう?)を使って他の機器と共用化しています。

 


 完成したので取りあえずカウンタに接続してみました。1Hzまではそのままで合っていますね。実はスイッチを入れたばかりの時は20Hzほど低い数値でしたが、オーブンの温度が上がるに連れて10MHzで安定しました。その間10分くらいかな?本当はこのカウンタのベースクロックに入力しようと思っていたのですが、それほどの精度を必要とする作業も今のところないんですね。まあ、そのうち何か考えてみます。

 30分ほどたつとケースが少し温かくなります。恒温槽本体の熱と、レギュレータの発熱が少しあります。レギュレータには放熱板をつけています。温度が安定するまでは消費電流も大きいようですが30分もすると発熱も少なくなるようです。

 このケースはアイデアルのものですが、緑の塗装が結構きれいな上になめらかで気に入りました。ただゴム足がリベット止めで取り外しできないのと、ゴムが堅く、斜面に置くと踏ん張りが効かずに滑ってしまいます。これはそのうち取り外して交換しないと駄目ですね。



 このグラフは前につくったスペアナキットで今回のOCXOの信号を見たものです。5倍の高調波まで見えますが、レベル的には3倍までがやや大きいようです。



 オシロで見ましたが、正弦波で出てますね。1V/div. これをカウンタのタイムベース入力に入れてみましたが動きませんでした。仕様では1V〜5V(rms)になっているのですが、少し電圧が低いようです。途中にアンプを入れてみることにします。あと、フィルタを入れて高調波を下げる実験をしてみます。



 これはカウンタのタイムベース出力(10MHz)を同じように見たもの。この画面で高調波は200MHzまで観測できます。キタナイですね〜。TTLで出てるんでしょうか。


 さて、正月休みに2石(2N2222*2)のアンプを作りました。思ったより増幅率が悪かったのでパスコンを入れたところ、やや波形は歪んだものの十分な利得が得られました。



 波形です。2V/dev. これでユニバーサルカウンタのベースクロックとして十分な出力になりました。アンプの電源電圧は6V以下だとゲイン不足になりましたので、9Vは必要のようです。



 あと、クリスタルフィルタを作りましたので、調整の上ケースに実装したいと思います。

HOME