CBトランシーバ SUPER STAR360 の28Mhz改造

 なにも作らなくなると、出来合の製品をいじっては壊し、いじっては壊し。先日AM・CW・SSBのマルチモード機を入手ししばらくいじってました。
これがそれ、スーパースター。ジーザスクライストですな。

 

ユニデン系と云われる一連の製品群の一つ。似たようなのはあちこちにあって、Cobraの142だっけか?あれとか米国大統領シリーズのなんとかさんとか・・・。
さらにはこれにFMモードが付いているのもあります。

で、さっそく回路図を求めてJR7EQWさんのページにお邪魔。BBSでいろいろ情報をいただきました。EQWさんFUZZさんはじめどうも皆さんご協力有り難うございました。回路図もお教えいただきました。

私の師匠である(勝手に弟子を名乗るわけですが)Mr.Lou Franklin K6NH "Supersparks"はその著書"The CB PLL DATA BOOK"の中で、この機種を一括して"MB8719-SSB All U.S. Versions"に分類し(P.45)説明しておられます。それで、どうやらこの機種はIFが7.8Mhzシングルスーパーであることが知れました。

さっそくローカルの周波数を決めるべくエクセルで表を作って計算しましたが、その結果LowBand11.528Mhz HighBand11.678Mhzに決めアルト電子に水晶を注文しました。

さて、水晶が出来るまで暇なのでいろいろ部品の交換をしなければなりません。最初にAM送信が無効ということで変調部分を見ていったところ、この機種はトランスで変調を掛けているのではなくパワトラとダーリントン接続されたもう一つのTrでドライブしていることがわかりこの小さな方のTrを外して調べたところ完全に死んでいることがわかりました。



で、この2SC711を2SC1815に。2SC460と同じような用途にこいつの兄弟分の2SC710が多用されていますがリード線の銀メッキは同じ悪影響を及ぼします。710を中心に2SC1675に交換。
 また、海外のサイトには受信段トップの2SC1674を2SC2999に交換せよと云うアドバイスがありますのでそれに従って交換。
ファイナルの2SC1969は大丈夫そうですが一応手持ちの新品に交換。
 内部にどかんと腰を下ろしている後付らしいリレーはマイク回路を切り替えているようです。かちゃんかちゃんとうるさいので小型リレーに交換します。


 

 サブ基板に乗っているのが局発水晶群。コイルはAM・LSB・USBでの発振周波数をそれぞれ調整するためのものです。なお、その他にCWのサイドトーンを発振する回路も乗っています。右が有名な水晶むき出しの7.8MhzXtalフィルタ。なんだか身も蓋もないっていうのはこういうことなんですね。



 ファイナル周りです。ドライバ2SC1306、ファイナル2SC1969シングル。これで実測AMのキャリアのみで2W程度。マイクを握るとメータ照明が暗くなりかなりの電圧降下が生じているようです。
 そこでファイナル周りを全体的に見直し、ひょろっちい50V耐圧のセラコンを250Vのチタコンに交換。これまたひょろひょろしたコレクタに12Vを送り込むラインを強化。(黄色い太い線が1969、赤い線が1306につながっています。錫メッキ線のジャンパを外して電流計を繋げばICが計れるようにしています。)
 また、右中央のロータリースイッチでも変調機周りに流れる電流を切り替えていますので余った一回路を並列にして二重化し容量を確保。

  

 いろいろ頑張りましたがAB級で動作させているSSB機ですのでこんなものでしょうか?なんとか4〜5W出るようになりました。
 アイドリング電流は100mAほど流しています。
 ツートーンジェネレータから送り込んだ信号をオシロで見た画像が次の通り。



 なんだか一応教科書通りのSSB波形が出ていますのでよしといたしましょう。スプリアスも調べたいところですが器具がないのでここまでです。