WACARSの表示に関する実験

 ACARSとは民間航空機が地上とデータのリンクを確立して様々な情報をやりとりしているシステムです。この信号をデコードするソフトが色々出ているのですがWACARSはその標準とでも言えるもので、地図の上に飛行機の現在位置までプロットしてくれます。現在のバージョンは0.7です。こちらのページをご覧下さい。作者はMr.Mike Robertsさん。フリーソフトです。

 さて、イマジンはさきごろ航空無線受信機の基板を分けて頂きケースに入れて完成しました。これでACARSの信号を受信する環境はできあがったわけで、うまいことにこの受信機は選択度が広すぎることから、逆にAMで送られるこの信号の受信にはぴったりなわけです。なんせACARSの信号といっしょにカンパニー波の音声も一緒に入ってきます。臨場感抜群!?

 国内では131.25MHzと131.45MHzが使われているようですが、なにせ私の受信機には周波数のデジタル表示はないし、(あっても意味無いんです。選択度広くて・・・)ここは目分量でこのあたりかな?と見当を付けて同調つまみを回しながら「ピーピロピロ」というMSK(Minimum Shift Keying)の音色を探します。大体その当たりがその周波数ですのでケースにボールペンで記入・・・と。
 しかーし、実際には131.25MHzも131.45MHzも両方同時に受信できます。前にも書いたけどブロードバンドだもんで。実はこの受信機基板はWACARSの表示には最適の特性を持っているんです。

 さて、広帯域受信機VR−150用にループアンテナも作ったのですが、混変調がひどくていまいちでした。とりあえず自作受信機では鰐口クリップつきのリード線で十分です。端っこをアルミサッシにくっつけています。それでイヤホンジャックから同軸で音声信号をPCの音源ボードまで引っ張ってきます。何せPCは雑音と不要輻射の塊ですから、できるだけ離しました。あと、フェライトビーズをかませています。

  窓際の受信機

 で、いろんな関連ページを見たんですがインピーダンスの整合はどうするのか書いて無くて、とりあえず変換器を作って途中に入れました。黄色いのは新潟精密のFILMACというノイズ減衰素子です。PC本体からの回り込みをカットしてくれると思いましたが、まあ思ったほどではなかったかな?
 心臓部は山水のST-32 8Ω:1.2KΩの出力トランスを逆に繋ぎます。音源の入力インピーダンスなんてどれくらいかわかりませんが8Ωで入れたのでは音がつぶれているようでデコードに不安を感じました。まあ、他の方々はそういう方法をとらなくてもデコードできているようです。念のためということですね。

  インピーダンス整合ユニット(というかトランスボックス)

 最初は自作PC内蔵のCinema Sound 801というPCIカードに入れていたのですが、デコードできません。最初の機体番号くらいは表示できるのですが、それ以降の表示が文字化けしてしまいどうやっても駄目でした。はじめの方の信号はちゃんと読んでいるのでたぶん音源カードの性能が低いんだろうと思い、USBのSOUND BLASTER DIGITAL MUSIC PXというのを同僚から借りてきまして仮に装着したところきれいにデコードできました。

  この白い箱がそれ。

こちらをご覧下さい。地図上にもきちんと飛行機マークが表示できています。