ご葬祭までの流れ

● 危 篤

  • 主治医に連絡し至急来てもらう。【注1】
  • 親類・友人など会わせたい人に至急連絡する。
  • 予備知識等収集のためJA葬祭担当者へ事前に連絡する。
  • 【注1】
  • ①自宅で療養中の病人の容体が急変した場合は、まず主治医に連絡を取り至急来てもらいましょう。
  • ②日・祭日等で休診で連絡出来ない時は、119番で救急車を呼びます。その際住所・氏名をはっきり伝えましょう。また、必ず健康保険証を持参しましょう。
  • ※ 病院での時は、【注1】は必要ありません。

● 臨 終

  • 医師が臨終を宣告したら(死亡確認)、臨終に立ち会った家族・親族の人たちで血縁の濃い順に「末期の水」【注2】をとります。 また、医師の死亡診断書が火葬許可申請時に必要ですので、作成を依頼します。
  • 【注2】
  • 末期の水は旅立つ人へのはなむけ
  • 臨終とは、「終わりに臨む」つまり人の死にぎわを意味しています。一生の中で、臨終ほど厳粛な時はないといえましょう 。 これから遠い死の旅におもむく人に対し最後の心遣いをすることが、「末期の水」といわれております。もう一度元気になってほしいという祈りと同時に、 最後のお別れを告げるという意味をもっていますが、本来は、仏教の儀式としてのみ行われたものですが、近年仏教徒以外でも広く行われるようになりました。 決まった作法はありませんが、一般的には、割り箸の先に脱脂綿を白い木綿糸で縛った物、新しいガーゼに茶碗に入れた清水を含ませて、 唇を潤す程度に行います。(無理に口の中に入れたりいたしません。)
  • ・臨終の宣告

    死亡確認後(心臓・呼吸の停止)、身体の組織細胞が完全に死ぬまで、約一昼夜(24時間)かかりますので、法律では臨終から24時間経過しないと火葬できません。 但し法定伝染病による死亡は、24時間以内でも火葬できます。
  • ・身体の処置(病院で亡くなった場合は、病院で処置してくれます)

    医師により死亡が確認されたら、家族や近親者で遺体の処置をします。死後硬直なる前に済ませましょう。 亡くなった人はたいてい瞳孔を見開いたままですので、まず、目を閉じさせます。瞼を手でさするようにして静かに閉じさせます。次に病状によっては、血液や汚物が流出することがありますので、耳,鼻、口(のど)、肛門などに脱脂綿を詰めます。 最近では、葬儀社等でやってくれますが、身内で行うのが本来です。葬儀社に任せるのでなく身内が中心となって「心をこめて」行うのが亡くなった人に対する礼儀と思いますので、アドバイスのみいただきましょう。
  • ・死化粧

    男性は、ひげを剃り頭髪を整えます。死後もひげが伸びますので、気を配って下さい。女性には紅をさし薄化粧を行います。
  • ・遺体に着せるもの

    清潔な、単衣の寝巻きや浴衣、または、生前好んで着ていた衣類に着替えさせ、手を胸の上で合掌させ仏式では数珠をかけます。
  • ・遺体の安置

    遺体は、清潔な敷布で覆った敷布団に寝かせ、掛け布団を掛けます。(天地を逆にして、裾を顔の方にして掛ける所もありますが、当地方では、通常に掛けるのがほとんどです。) 顔に白いさらし、または、ガーゼを掛けます。また、掛け布団の上に故人が生前好んだ衣服や、故人の「おゆずり」(最上三十三観音巡りの時)がありましたら掛けます。 (逆さまにする所もあります。)また、魔除けの意味で、刃物・刀などを胸の上に置きます。(当JA葬祭でお守り刀をお貸し致します。)その時、刀先を顔に向けないようにします。 仏式、神式では遺体の頭が北向きになるように安置します。部屋の大きさや、場所の都合で出来ない時は西向きにします。
  • ・ドライアイスの準備(当JA葬祭で行います)

    特に夏場は、必ず早期に入れたほうが心配ないでしょう。当JA葬祭に連絡いただきますと、対応いたします。また、冬場でも暖房等で室温があがりますので、必要になります。
  • ※ なぜ逆さまにするのか?

    仏式に限らず遺体を安置する時いろんなものを逆さまにしますが、たとえば死装束(経帷子)の左前(着物の合わせを逆にする)、逆さに掛ける掛け布団、逆さ屏風、 湯灌の時の逆さ水(桶に最初に水を入れ後お湯を入れる事)、仏膳の飯・箸を逆に置く事等、日常行う事と逆の使い方をすることで、「死にあやからないように」という意味があります。
  • ※ なぜ北枕にするのか?

    仏式では、北を枕にして布団を敷きます。これはお釈迦様が涅槃(迷いや執着を断ち切り、一切の苦しい束縛、輪廻からの解放された最高の境地)に入られた時の姿「頭北面西」によると言われております。

● 枕飾り(仏式)

  • 室内を片づけて、装飾品をはずし仏壇を閉じます(但し浄土真宗では開けておきます)。
準備するもの
三具足香炉(線香立て)1基・燭台(ローソク立て) 1本・花立て1基。
ローソク・線香・お別れ花1本・コップに清水。
ローソク、線香の火は出来るだけ絶やさないようにします。
枕団子数は地域によって異なるが、7ケ、13ケが多い。
一膳飯故人が今までに使用していた茶碗に、ご飯を山盛りにします。
地域によっては、ご飯に紙を掛け、箸を真ん中に2本立てるところもあります。
これは不幸を他人に分け与えないと言う意味があります。
鈴・木魚※ 木魚は、浄土真宗では、必要ありません。

● 枕直し(神式)

  • 忌明け(現在では七七日まで)まで、神棚を白紙で封じます。
準備するもの
灯 明2本。 火は出来るだけ絶やさないようにします。
供 物洗米・塩・水。
2本花立てに入れて。
鈴・木魚※ 木魚は、浄土真宗では、必要ありません。
  • ※当地方では神仏混合が多くあり、神式でも線香を使用し、また、御詠歌等も行っている地域も多くありますので(特に西川・朝日地区)、その地区の慣習に従って下さい。

● 枕 経(仏式)

  • 遺体の安置や枕飾りが済みましたら、菩提寺へ連絡しお寺様より故人の枕辺でお経を読んでもらいます。枕経は、故人が仏として旅立って行くための儀式です。 遺族一同お寺様に従い故人の冥福を祈ります。読経が済みましたら、お寺様をお茶・菓子でもてなし、謝礼として、黒の熨斗袋に御布施と氏名を表書きし、裏に金額を記入し、 お盆か袱紗に乗せ差し出します。金額で迷ったら親族の長老方に相談して決めましょう。次にお寺様と葬儀の日程(予定)、規模(僧侶の人数)、戒名(浄土真宗では法名、 日蓮宗では法号)等について、遺族の考え方をお寺様に伝えましょう。また、喪主を誰にするか、世話役(町会長、隣組長)、葬儀が大規模の時は葬儀委員長を決定します。

● 帰幽奉告(神式)

  • 臨終後葬家では、死者が出たことを祖先に奉告しなければなりませんので、神官に依頼し、家に祭ってある神棚や社に誰が死亡したか奉告します。 帰幽とは、神道では死亡したことを意味します。
  • ※ 喪主の決定

    喪主とは、葬礼における当主(主催者)のことです。通常喪主は、法律上の相続人がなるのが常識とされていますが、最近では夫婦の一方が死亡した場合には、 その配偶者がなることも多くなりましたが、当地方では、親が死亡した場合に子がなるのが多いようです。 喪主が未成年者の時は、親族の代表が後見人になったりします。このように喪主は、故人と最もつながりの深い者がなるのが通常です。

● 葬場祭の日時の決定

  • 1.通常葬儀は「友引」の日を避けて行います。(当地区では火葬場も休みです。)これは読んで字の如く、友を引き同じような不幸が再び訪れるという風習があるためです。
  • 2.菩提寺の都合の確認。同じ檀家で葬儀・法要等が重なる事が多い。
  • 3.近親者が遠隔地にすんでいる場合葬儀に間に合うかどうか?
  • 4.地区内の催事の有無。
  • 5.葬儀の規模により社葬・団体葬になる。
  • 6.町会長・隣組長との打合せ・相談。
  • ※以上の諸事情により葬儀が延びる時には、ドライアイス等で遺体の腐敗を防ぎますが、場合によっては、火葬のみ済ませる方法もありますので、状況に合わせて行います。

● 隣組・会社への連絡

  • 葬儀の日程がほぼ決定しましたら、隣組より集まってもらい葬儀日程等を話して協力をお願いします。また、会社関係にも日程・手伝人の依頼をお願いします。
  • ◎火葬手続きに必要なもの

    《国民年金加入者》

    ・死亡診断書1通必ず必要です
    ・印鑑(認め印で結構です)必ず必要です
    ・国民保険証(社会保険の方は必要ありません)なくてもできます
    ・国民年金手帳・国民年金証書(年金受給者)なくてもできます
    ・印鑑証明のカード(印鑑登録している方)なくてもできます
    以上を持参の上、手続きを行います。
    当地方では、隣組の方が手続きをしてくれますが、世帯主の方が亡った時は誰を世帯主にするか、また、市・町役場では戸籍の除籍も同時に行いますので、 隣組の方1名と故人の血縁や戸籍に明るい人1名で行ったほうがよいでしょう。なお、当JA葬祭センターでもお手伝いいたします。 年金等書類が見つからない時は、後日(一週間以内)手続きするようにし、火葬手続きのみ行いましょう。
  • ◎市・町役場よりもらって来くるもの

    ・火葬許可証1通
    ・斎場使用許可証1通
    ・弔辞 (日本赤十字社)
    ・弔慰金
    (寒河江・大江・朝日・西川地区国民年金の方に支給なりますが、地区により金額が異なります。寒河江地区では、7万円が支給なります。 河北地区の国民年金の方は、棺が支給なります。)
  • 《厚生年金加入の方》

    手続き等は、国民年金者と同じですが、弔慰金の支給が市・町からでなく、葬儀終了後社会保険に申請し、支給を受けます。

● 火葬の手続き

  • 当地域の火葬手続きは、電話・時間外の手続きはできませんので、直接、市・町の窓口(市民課・町民課)に行き手続きを行います。市役所・町役場が休日の時は、 日直の方が対応してくれます。受付時間は午前8時30分から午後5時までになっております。

● 葬 儀

  • 当JA葬祭は、年中無休・24時間体制です。病院からの遺体搬送、斎場への霊柩車をはじめ、祭壇・棺・香典返し・五・七日の料理・御遺影(写真)・返礼はがき等、 葬儀全般まごころ込めてお手伝いいたしております。

やすらぎ倶楽部入会案内

特典1

会員様ご本人と同居者で3親等以内のご家族が供物・仏具などお買い上げの場合、何回でも

利用金額の5%~10% OFFご利用商品により値引率が異なります。詳しくはお問い合わせください。

※但し、配達地区が当葬祭センター営業区域とします

特典2

ご法要の際

法要膳やお引き物のご注文をいただいた際に、際案内状と席札印刷サービス

特典3

会員への情報の発信や人形供養等

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やすらぎ俱楽部の入会方法 入会金5,000円で会員証発行いたします

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