湯沼温泉(不思議な温泉)
調査日:平成15年2月15日
- 高畠町といえば、松茸山とまほろばの里でございます。あとは「泣いた赤鬼」でしょう。
- その温泉はいったいどこにあるのか、地理不案内のものには途方にくれるような地点にありました。そうです、ちょっと一言では言いあらわせないような不思議な場所にあります。
- 周りに雪が残る一本の道。ダークダックスの「遥かな道」がBGMで聞こえてきそうです。道の脇にはできたての堆肥があちこちにちらほらと。のどかです。
- そうです。そこは田んぼのどまんなかにあったのです。なんでも、昔からこのあたりでは雪がひとりでに溶けるところだったそうな。そして、大谷地という胸までつかる田んぼだったそうな。廊下にある由来書きには、谷地舟という箱舟に乗って農作業をする写真が張られていました。ですから土地も軟弱気味で、地面の上でジャンプするとゆらゆらと揺れるそうな。
- さて、旅館でもあるこの温泉には、宿泊客、日帰りの子供会そして私のような旅のものまでいろんな人々がきていました。地元に根ざした温泉でしょう。
- 浴室は広々として清潔感があります。作りは今風にタイル張りで銭湯っぽい雰囲気でしょう。源泉の温度は低いためちょうどいい塩梅に加熱されています。お湯は透明でさらりとしています。風呂場からはあたり一面にまほろばの里が広々と広がり、開放感に満たされています。
- 欲を言えば、農作業のするまほろばの人々から、田植えや稲刈りをしながら見られるのではないかという気もいたしますが、私はどうっていうことはないです。見たけりゃ見てください。
- 湯口からあふれだすお湯をうまそうにがぶ飲みしたり、ペットボトルに汲んでいる方々がいらっしゃいました。私は多分この温泉は循環の湯とみましたが、どうでしょうか。その方は自分はもちろんのこと、本日入浴したいろんな人々のあらゆる部分からしみ出たエッセンスが混入した栄養又は雑菌満点の溶液を飲んでいるように思えました。注意しとけばよかったかなと思いますが、その時点ではあっけにとられて、お父さんの顔に見とれているだけの弱気な僕でした。
- 看板に「不思議な温泉」とでかでかと書かれているので、みんなどんなに不思議なんだろうと思っていくことでしょう。でも、全然不思議でもなんでもない普通の温泉で、何が不思議かと不思議に思ってしまうことでしょう。
- その訳は、昔、足が立たないお年寄りがここの温泉に入ったらなんと帰りには自分の足で歩いて帰ったという不思議なできごとがあったことから、名付けたそうな。
- 泉質は単純アルカリで、PH9、残留物質100.5mgです。
料 金 大人300円
電 話 0238-52-1032
道 筋
備 考
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