POWDER REPORT
3月6日 社満謝岳
「日々是滑走のほんの一日」
kuro「なんか今シーズン、イマイチでないか!?」
masaharu「んだな、どっかいぐが!」
kuro「北」
masaharu「いいねー」
2月下旬、急に温暖になり、POWDERへの期待が薄れかけてきたこの日、急遽北海道行きを決定した。
masaharu「あたるべか!?」
kuro「いつものPOWDERだべな」
朝目覚めると、真っ青な空が広がっていた。ここはヒロさんの家。昨日晩に到着したのだ。
一服しに外に出かけたYOZANが家の中に帰ってきた。「痛いっそ、寒いの通り過ぎて痛いっそ!」
「痛いってことないべ。お前、初めての北海道で興奮してんだべ」
一応、外に出てみる・・・一瞬寒いなんてことも感じなかったが急に体が痛くなってきた。
ポストの陰にかけられた気温計を覗き込む。零下24度・・・
南ぷスキー場までは車で10数分。リフト運行は9時からのため、朝は結構のんびり出来る。
リフト乗り場で待ってたらクニぞーさんが自慢のピックアップに乗ってやってきた。
一瞬でメローな雰囲気になる。
「今日は寒いねー、いいね、いいねー」
ヒロさんとクニぞーさんはタケノコシュート下部に車をデポしに出発。

ここは昨年に続いて2度目の場所。
リフトトップから尾根沿いを進む。昨年はガスってて見えなかった社満謝岳がくっきり見える。
1時間ちょっとで最初のポイントに到着。
足慣らしに一本、軽い雪質のPOWDERをいただく。 深すぎない積雪でスキーがよく走り、粉が舞い散る。斜度はなかなか急で、ちょっとでも気を抜くとツリーとの衝突が待っている。
YOZANはその斜面にてこずり、小木と絡みあい転倒、起きあがったと思ったらさらに前転、転倒・・・この斜面の斜度が推測される。
一本目の登り返しで社満謝岳のポイントに到着。2本目はフクロウ谷をノンストップで滑り降りる。
尾根沿いは結構な風が吹いているのだが、このフクロウ谷は全く静かだ。我々の歓喜だけがこだまする。

滑る斜面は豊富にあり、ヒロさんとクニぞーさんの頭の中で、いろんなルートが組み立てられる。
斜面の向きによっては戴けない雪質があるが、少し向きを変えただけで上質のPOWDERが保管されている。
さらに登り返してタケノコシュートのドロップポイントに到着。やはり風が強く、気温はかなり低い。
しかし、シュートに入ると風はぴたりと止む。
ここのシュートもノンストップで滑り降りる。きれいなスプレーが次々と上がり、皆ご満悦。
帰りはデポされたクニぞーさんのピックアップで南ぷスキー場に戻った。
その荷台の寒いことこの上なし。夕刻になってさらに寒さが増してきたようだ。
冷え切った体を温泉で温め、BEERで冷ます”日々是飲酒”で本日終了。