POWDER REPORT
3月6日

MASA BOWLのFirst Track
冬になると毎年、僕はスキーをしたいという単純な理由で雪の降る北海道へとやって来ていた。
気がつけば、毎年のように北海道のナンプに出かけていた。
今年の1月も僕らはナンプで滑り、転び、飲み・・至福の時間を過ごした。


「あそこに棲む皆がうらやましい」「また行きたい!」そんなことは言うまでもないこと。
でも、ここだって雪国。周りを見渡せば山・・また山・・・・


「明日、どごさいぐ!?気になってる斜面を見つけたんだけど、どうだべ!」
「いいね〜、いいね〜!地図だけ買ってこいよ」

昨日からの降雪は落ち着き、山々にかかっていたガスは切れ始めていた。
どんな斜面が待っているのか、想像を働かせながらのハイクアップ


あの山のピークを抜けると、おそらく目的の斜面。
初めての斜面を目前にココロ躍る。

「きたっ〜!」期待以上の斜面が待っていた。
遠くから見えた斜面はほんの一部分。
近くて、お手軽で、こんないいとこがあるなんて、思いもしなかった。

いよいよ、僕らの
First Trackが始まった。
初めての斜面を前に、いきなり手を出したりしない。
じっくり眺め、声をかけ、触り、穴を掘り、撫でる。

「今日はOKよ!」
そんなサインがでたような感触。
滑る順番はジャンケン。
勝ったのはkuro。
「キンチョー〜!」

滑るのを躊躇していると
「はやくいけよ!」って感じで
カメラを構えているmasaharuとYOZAN.

First Track
をありがたく頂戴する。

”GOOD POWDER!!!”

2番手はYOZANしゃえんしぇい

「最高!最高っ〜!

甲高い雄叫びとともに
いいラインを攻めてきたっ〜!



いい感じで一本目終了。
見渡せばまだまだ滑るとこがあって
登り返しにも力が入る。
足にも力が入る。
”ぼっこ”もついて余計に力が入る。



「イエ〜ッイ!」
スピードに乗ってYOZANぶっ飛び
粉まみれ




masaharuも快調に飛ばす。
課題であった”ボヨヨン”滑りは姿を消す。
「イエ〜ッイ!」




kuroも
「イエ〜ッイ!」




今シーズン、アルペンからテレマークに完全転向。
太ももパンパン滑りからスタート
斜面へのビビリあり、
転びあり、
流血あり、で
心の底から歓喜の「イエ〜ッイ!」がでなかった。

今日はなんか今までとは違う満足感。
「乾杯!」

久々に山で飲むBEER・・うまい!
(いっつも飲んでるわけじゃないのよ)