北浜温泉テルマス



昭和初期までの別府の海岸線は、砂浜のいたるところから湯が湧き出し、天然砂湯となっていました。旧国道が海岸通りを貫く今の路線となり、護
岸も高い堤防に変わった事により、消滅してしまいました。別府駅から東に1kmほど、的ケ浜公園脇にあるスパビーチの目の前に建つ三角屋根の建
物、それが北浜温泉テルマスです。何だか怪獣のような名前ですが、ラテン語で「浴場」を意味するのだそうです。北浜温泉(テルマス)は平成10年
10月にオープンした大型温泉施設です。水着を着て屋外健康浴ができる開放的な市営温泉で、別府湾に面した絶好のロケーションで、ジャグジー、
蒸し湯、ミストサウナのほか、男女別の内湯、露天風呂なども楽しめます。無色透明、無味無臭でオーバーフローは十分あります。屋外には塩湯と
名付けられた露天風呂があり、自家源泉で源泉掛け流しの塩化物泉があります。かつての天然砂湯はこんな泉質だったのだろうと想像されます。








大分県別府市京町11-1 пF0977-24-4126 泉質:ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉 泉温:59.3℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩、運動麻痺・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え症・疲労回復等

観海寺温泉棚湯



湯の里として知られる大分県別府市にある「杉乃井ホテル」は、1944年開業と老舗ながらも、革新的な施設をオープンし続け、国内を始め海外からも
観光客が絶えない人気ホテルです。実はこちら、日帰りでも楽しめます。源泉数、湧出量共に日本一の別府市は、「おんせん県おおいた」を代表する
エリアです。そして、別府温泉や「杉乃井ホテル」のある観海寺温泉など、市内8つの温泉地の総称です。「別府八湯」は人が入浴できる温泉の湧出量
としては世界一です。観海寺温泉は、朝見川上流の山の斜面の古い街道沿いにある温泉街で、別府湾の見晴らしがよい位置にあります。単純泉、含
重曹食塩泉で神経痛・リウマチに効能がある。大型リゾートホテルと、室内温水プール、ボウリング場、劇場や大展望露天風呂などのレジャー施設が
並ぶ棚湯は、観海寺温泉の高台に佇む、「杉乃井ホテル」の日帰り入浴施設です。「棚湯」は、別府湾を一望できる棚田状の大展望温泉で、
5段からなる湯船を棚田状に広げたものです。








大分県別府市観海寺1 пF 0977-24-1141 泉質:ナトリウム塩化物泉 泉温:92.6℃
効能:神経痛・五十肩・関節痛・筋肉痛・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病等


竹瓦温泉



竹瓦温泉は1879年に創設され「乾液泉」または「竹瓦の湯」と呼ばれましたが、当初は、海岸近くに湧き出していた温泉を楽しむために、地元の
漁師が簡素な小屋を建てたものであったと伝えられています。竹瓦という名は、この小屋が竹屋根葺きであった事に因むものであるとされます。
現在の建物は1938年に建設されたもので正面は唐破風造の豪華な屋根をもつ温泉となっており、その外観は別府温泉のシンボル的な存在とな
っています。天井の高いロビーは昭和初期のイメージを残しており、湯上りにくつろげるスペースとなっています。 名物の砂湯は浴衣を着て砂の
上に横たわると砂かけさんが温泉で暖められた砂をかけてくれます。歴史を感じさせる浴室です。浴槽は大きめに作られています。源泉掛け流しの
天然温泉が入浴料はたったの100円です。さすが温泉の街、別府です。男湯と女湯に分かれているのですが、
それぞれお湯の種類が違うというから驚きです。








大分県別府市元町16-23 0977-23-1585 泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩 泉温:53.8℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・冷え症等


別府温泉望海



泉都と呼ばれる別府市には、鶴見岳と約4km北にある伽藍岳の二つの火山の東側に多数の温泉が湧き出ている。また、奇観を呈する自然湧出の
源泉を観光名所化した別府地獄巡りなど観光スポットも充実しており、毎年1,000万人を超える観光客が訪れる。豊かな温泉資源は観光や、市民生
活だけでなく、古くは明礬の生産から、地熱発電、医療、花の栽培、養魚業、最近では、温泉泥美容まで、様々な産業に幅広く利用されています。望
海は、別府湾に面し、名所海浜スパビーチへは水着で直行できる位置にあります。浴室は、男女別の大浴場(2階)と男女別の展望露天風呂(屋上)
があり、海や空を感じながら湯浴みできます。お湯は別府温泉が源泉かけ流しになっています。屋上露天風呂からは別府湾が
眼下に広がり、仏の里・国東半島を一望する眺望です。






大分県別府市北浜3-8-7 пF0977-22-1241 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 泉温:55.8℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・打ち身・慢性消化器病・痔疾等


堀田温泉



別府八湯の一つ堀田温泉は、古くから湯布院・日田へ通じる交通の要衝で江戸時代以降温泉場として栄えた歴史を持ちます。新しい堀田温泉は、
別府のの西の玄関口に位置する堀田温泉郷を代表する市営温泉として平成15年4月にオープンしました。堀田は古くから湯治場として栄え、近代に
なると別府の西の玄関と言われています。そして、泉源が10ヵ所あります。堀田温泉は、別府市内の数ある市営温泉の中でも入湯客数1、2を争い、
週末は特に多くの人でにぎわいます。内湯に加え植栽や岩組をした季節感のある露天風呂が楽しめます。開放感あふれるガラス張りの大浴湯の湯
は、無色透明でさらりとしており、大量の白い湯の花が浮いています。湯の温度はぬるめなので、長い時間ゆったりと浸かれるのが嬉しいです。






大分県別府市堀田 南立石556-4 пF0977-24-9418 泉質:単純温泉 泉温:65.8℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・疲労回復・冷え性・打ち身・慢性消化器病打ち身・くじき・痔疾・運動麻痺・病後回復等


別府明礬温泉湯の里



明礬温泉地区は相当な地熱地帯で、地下30cmあたりにはもう温泉脈があり、地表から勢いよく温泉ガスの蒸気が噴出しています。ここに約50棟立
つわら葺き屋根の小屋、これが湯の花を江戸時代よりつくり続ける湯の花小屋なのです。世界唯一のこの小屋方式から生まれる明礬温泉地区なら
ではの湯の花は、他生産の硫黄華とは根本的に品質が異なり、小屋方式のこの製法も世界ではここだけです。別府の中でも特に人気の明礬温泉
は、なぜかと言うと、白濁した硫黄泉が湧いている地域。その中でも、特に高台に位置するのが、湯の里です。泉質は硫黄泉で、強い硫黄の匂いが
漂います。日本一の源泉数をほこる別府温泉ですが、白濁の硫黄泉が堪能できる場所となると、別府市内にそう多くはありません。白く見える源泉
は、お湯のなかに漂う白い粒に光が反射しているから。そのため、天気のよい日ほどお湯の色が白く見えます。自然湧出ですから、
日によって泉質は微妙に変化します。内湯の源泉も露天風呂と同じです。








大分県別府市明礬温泉6組 пF0977-66-8166 泉質:単純酸性硫黄泉 泉温:61.9度
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・慢性胃腸病・痔疾・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・火傷・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症等