田の原温泉旅館流憩園



田の原温泉の歴史は古く、鎌倉時代に「田の原川」の川底から湧出しているところを村人に発見したとされています。江戸時代には「御客屋」と呼ばれ
る御用宿が置かれ、熊本藩の上級武士の湯治場として賑わったそうです。1964年には「南小国温泉郷」の1つとして、黒川温泉・満願寺温泉と共に、国
民保養温泉地に指定されました。「流憩園」は、大自然の中にひっそりと佇む、こじんまりとした純和風温泉旅館です。温泉棟は、殆ど手付かずの自然
林が広がる広大な敷地内に点在していて、母屋から続く小道を抜けると、男性専用露天風呂「あかげら」と5ヶ所の貸切風呂等があります。林の中につ
くられた露天風呂は、身も心も解き放たれる快適さです。6月ころにはホタルが見られます。10人は入れる大きな露天風呂は、青みがかった源泉がその
ままに注がれているため湯量も豊富で、開放感があり自然と一体化した中でゆっくりと温泉をお楽しめます。川のせせらぎを聴きながら
田の原の湯に浸かり、心身ともにときほぐされていく心地よさを感じます。





熊本県阿蘇郡南小国町満願寺田の原7075-1 пF0967-44-0671 泉質:弱アルカリ泉 泉温:58.5℃
効能::神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・冷え性・リウマチ・腰痛・慢性婦人病・高血圧症・切り傷・火傷等

黒川温泉やまびこ旅館



南小国町は阿蘇五岳を囲む外輪山の北側と東側・九重連山の山裾が交差する標高400m〜900mの起伏が激しい高原に位置し、一部は阿蘇九重国立
公園に所属しています。町の中を筑後川の支流が北側に流れ、町域の85%が山林原野を占める自然と温泉に恵まれた町です。町域の温泉は数多く、
田の原川の渓谷に沿って旅館が立ち並び、平成に入って癒しの温泉として大ブレイクした黒川をはじめ、満願寺・田の原・扇・白川・小田などの情緒あ
る温泉が数多く点在しています。やまびこ旅館は黒川温泉中心部より少し離れた場所に建っています。ホテルによくある建物の上へ「やまびこ旅館」と
大きく書いてあり遠くからでも見つけ易いです。ここは仙人風呂が有名で、黒川温泉内でもかなり雰囲気がいい造りとなっています。仙人風呂の大と小
は日替わりで混浴と女性用へ入れ替わります。小さい方は大きい方と比べると5分の1ぐらい違うのではないかというほど大きさが違います。
湯は若干青みがかって見え、かすかに硫黄の香りがするような気がします。





熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6704 пF0967-44-0311 泉質:ナトリウム-硫酸塩-塩化物・炭酸塩素塩泉 泉温:82.6℃
効能:動脈硬化症・切り傷・火傷・慢性皮膚病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾等

九酔渓温泉つれづれ



九酔渓温泉にある「つれづれ」は、日本一の高さと長さを誇る 「 九重“夢”大吊橋 」 から車で5分のところにあります。 最近は、吊橋のおかげで休日
は渋滞するほどの九酔渓です。九酔渓を見渡す宿に隣接する入浴施設は、大浴場と、檜風呂や大木をふんだんにあしらった風呂など趣向が異な
る貸切内風呂が6つあります。、男女別の大浴場は、受付の前にあります。 洗面台、ドライヤー、ロッカー、トイレが付いていますので、立寄り湯でも
不便はなさそうです。浴室の中は、広い浴槽がひとつと、サウナ、水風呂、洗い場と、カーテンで仕切れるシャワーが1つあります。 床は温泉成分で
鉄色に変色しています。 浴槽内は緑褐色のお湯で、浴槽の底は見えません。 源泉名は「九酔渓温泉桂茶屋」であり、3施設とも同じ源泉を使って
います。浴槽内の小さく区切られた部分は電気風呂になっていて、微弱な電気が流れています。






大分県玖珠郡九重町田野954-2 пF0973-79-2615 泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム─炭酸水素塩泉 泉温:51.4℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・健康増進・切り傷・火傷・慢性皮膚病等

筌の口温泉



筌の口温泉は正保(1644〜1647年)の頃から村人が入浴していましたが、 享保13年(1728年)に田野徳右衛門が湯小屋を建てたのが温泉地としての始
まりです。 明治の中期に旅館が建ち、営業するようになりました。 昭和27年に川端康成がこの地を訪れ、後に九重を主舞台とした小説「波千鳥」を出版
しました。浴室内は広々としていて天井も高く、中央に20人は入れそうな大きな浴槽がどんとあります。 その大きな浴槽内の一角に少しだけ区切られた
スペースがあり、その一角で水を入れて温度を調節してぬる湯で入れるようになっています。 他に家庭用のバスタブの様な水風呂(本当に浸かれるのか
は不明)があります。お湯は炭酸泉の茶褐色の濁り湯で、浴槽内の底は全く見えません。しかし湯は湯口から出てくるときは透明で、飲泉が出来ます。
飲んでみると、酸味と金気の味が広がります。床や浴槽のふちは茶褐色、温泉成分がびっしり付着していました。これぞ温泉!という大満足の湯でした。





大分県九重町田野筌の口 пF0973-76-3150 泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 泉温:48.6℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・火傷・糖尿病等

宝泉寺温泉湯本屋



宝泉寺温泉の歴史は古く、約1000年以上。空也上人が開いたといわれる温泉で、伝承では大地震の折、空也ゆかりの大杉の根元から湯が湧き出たと
あります。宝泉寺という地名の由来は、そのいで湯に空也上人を祀る寺院、宝泉寺を建立したことに因みます。宝泉寺とは読んで字の如く、宝の泉であ
り、空也上人が授けてくれたものであると村人が考えたためです。「湯本屋」は、大分自動車道・九重インターから車で約15分の場所にあり、周辺には「町
田バーネット牧場」や、「宝泉寺温泉」、「九重ふるさと館」などの観光スポットが点在しています。浴場は壁はあるものの一部は自然の岩壁で滑滝のように
上方から水が流れています。雑木も人工的とはいえいい感じで植えられており気分が落ち着きます。源泉温度は54度あり自然冷却しているようですが、客
が少ないとドンドン熱くなる事はなんとなく分かります。泉質は単純温泉、無味無臭で特徴はないのですが人は少なくゆっくりできたので満足できました。





大分県玖珠郡九重町町田2032 пF0973-78-8311 泉質:弱アルカリ性単純温泉 泉温:54.8℃
効能:慢性関節リウマチ・慢性筋肉リウマチ・運動機能障害・外傷性障害・代償機能不全・動脈硬化症・高血圧・急性皮膚炎・悪性腫瘍等

壁湯温泉旅館福元屋


筑後川の源流のひとつ、町田川に沿って車を走らせると、大きな昔ながらの看板が目に入ります。車を置いて宿への細い道を下ると、岩壁が川面に大きく
迫り出し、ここの名物の天然洞窟風呂が威容を見せます。なるほどこれは壁湯だと納得させられるほどの迫力がある。明治の初めから湯治客や旅の商人
を相手に名湯を守ってきました。源泉が39℃と少しぬるめの温泉で、柔らかく、長く入浴されても湯疲れしません。古くから胃腸や皮膚病などに効果がある
と言われ、飲用することもできます。露天風呂の1段下に川に面した露天風呂もありますので、四季折々の風景と共にゆっくり楽しめます。湯は無色透明、
浴槽の底には岩があり足元の岩間から湯が湧いているので新鮮です。源泉温度か低いのでちょっと寒いですが、じっくり長湯していると身体に泡が
沢山付いてじんわり温まってきます。この温泉、なんと300年前から自噴している歴史ある温泉です。






大分県玖珠郡九重町大字町田62-1 пF0973-78-8754 泉質:単純泉 泉温:39.0℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・産後回復期・疲労回復・健康増進等