赤芝温泉やまぼうし



山形県は全ての市町村に温泉が湧く温泉県です。その中で米沢は、米沢八湯と呼ばれるそれぞれ泉質がちがう名湯がある街です。小町の湯やま
ぼうしは、吾妻山の麓、大樽川のほとりに佇む温泉です。。新緑の木漏れ日や雪山など、大自然が作り出す壮大な景色が眺められます。愛犬と一
緒に泊まれる戸建てのコテージは広々とした間取りで、周りに気を遣わずゆっくりとした時間をお過ごせます。奥にある、湯小屋は新しく立派です。
左側が女性湯、右側が男性湯になっています。お湯は独自源泉で、湯温が低温のため加温して利用しています。内湯は、渓流が見渡せる広い窓と
明るい浴室は気持ち良く、静かにお湯が溢れています。タイル浴槽には湯口から注がれる分だけオーバフローしています。お湯は無色透明でクセが
ない感じで、うっすら温泉臭のような香りも香っています。露天風呂は岩組みのワイルドなもので、お湯が注がれ、しっかり溢れ出しています。
露天風呂の隅に談笑するような石でできたテーブルや小イスがありました。






山形県米沢市赤芝町1473-2-1 ℡:0238-32-2277 泉質:単純温泉 泉温:29.5℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等


小野川温泉小町の湯



小野川温泉の名前の「小野」は、平安時代の歌人、日本の美人の象徴にも揚げられる、小野小町からきています。1200年前に小野小町が父を探し
京都から東北に向かった途中で病に倒れ、この地の温泉につかって病を癒したと云う伝説が今も残っています。江戸時代には、伊達政宗がこよな
く愛した温泉がここ小野川温泉です。「小町の湯」は、最上川の源流、大樽川の河畔に位置する石組みの露天風呂です。源泉温度がかなり高いせ
いで湯の表面には熱い湯がたまっているのでよくかきまぜてから入浴する必要があります。湯船へ注がれているお湯は4号源泉の単独使用です。
何しろ無人施設ですから、湯加減を常時管理することができません。ほぼ無色透明なお湯の中では湯の華が無数に舞っています。また槽内の岩
には湯の華が付着しており、このためお湯が若干青白く霞んでいるようにも見えます。硫黄の香りが漂い、
塩味の効いたおいしいタマゴスープの味が感じられます。






山形県米沢市小野川町2189-7 Tel:0238-32-2740 泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 泉温:泉温:80.3度
効能:慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・火傷・糖尿病・虚弱児童・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき等

大滝温泉滝の湯(閉館)




山形県の新潟県境に小国町があります。小国にはいくつか温泉がある。大滝集落の大滝温泉は山里の小さな一軒宿の温泉です。昔から硫黄臭
のある冷泉があったそうですが、1981年に温泉宿ができきました。大滝集落は平地の少ない山里です。その中に、壁に大きく字を書いてある家が
あるので、やっとそれと分かります。このあたりはこれと言った観光地がないので、観光客はなく、地元の人が集まる温泉です。飯豊連峰の北麓に
あたり、自然が美しいところ。紅葉の見事な赤芝峡や神明山公園にも近い。また、わらび園が併設されており、わらび狩りも楽しめます。浴室は小
さく、窓の下半分に雪囲いをそのまま残しているので、浴室は薄暗いです。透明のお湯はわずかに黄色見かかっています。
源泉は冷鉱泉なので加熱したお湯で、浴感はこれと言った特徴は少ないです。






山形県西置賜郡小国町大滝180 ℡:0238-62-5060 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 泉温:11.5度
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

あつみ温泉萬国屋




温海岳や温海川などの自然に囲まれた創業三百余年の老舗旅館「あつみ温泉 萬国屋」。弘法大師に発見されたともいわれる「あつみ温泉」は、
1000年にも及ぶ長い間、湯治場として栄えてきました。古くから松尾芭蕉、与謝野晶子などの文人墨客が数多く訪れ、また、江戸時代は藩公認の
湯役所として栄えてきました。黒瓦葺きの門をくぐると、天井に木組みや格子をあしらった吹き抜けが広がります。千年の歴史を持つあつみ温泉を
満喫するには、幻想的な灯りの庭園大露天風呂「桃源山水」や大浴場「楽山楽水」があります。大浴場にはシルクバスも。ミクロの泡の気泡による
やわらかい刺激で毛穴の奥の老廃物を排出し、美肌効果が期待できる嬉しいお風呂です。また外の露天岩風呂も大きく、風情のある造りです。






山形県鶴岡市湯温海丁1 ℡:0235-43-3333 泉質:ナトリウム-カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉 泉温:56.5℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・動脈硬化症・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・慢性消化器病等


滑川温泉福島屋旅館(再訪)



米沢十湯のひとつ滑川温泉は、500年ほど前に平家の侍斉藤盛房が前川で滑って転んで温泉を発見したという由来があります。開湯はそれか
ら200年以上たった宝歴13年のこと。当時の上杉藩主の許可を得て、一軒宿の福島屋は湯治場として栄えてきました。今も最上階3階に殿様用
の部屋が残されており、ここに泊まれば四方を見渡すことが出来ます。混浴の内風呂は、天上が高い木造で、湯船は石造りの見事なものです。
薄い乳白色の源泉がかけ流しされ、非常に良く暖まるお湯です。露天は古くからある大きな岩風呂と後から造られた檜風呂の二種類で、基本は
混浴ですが、女性専用時間も設けています。この岩風呂も素晴らしいの一言です。紅葉の木々や渓流を望みながら
若干ぬる目のお湯に浸かっていると、時を忘れてしまいそうです。






山形県米沢市大字大沢滑川15 ℡:0238-34-2250 泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 泉温:40.4~53.6℃
効能:リウマチ・動脈硬化・外傷・皮膚病・婦人病・糖尿病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・慢性消化器病等


姥湯温泉
枡形屋(再訪)



鉱山師だった初代が鉱脈を求めて山々を渡り歩いているとたまたまこの地へやって来ました。すると露天風呂に髪の長い女性が湯浴みしていました。
こんな山奥で女が湯浴みとはと驚き、おそるおそる近づけば、なんと、赤ん坊を抱いた恐ろしい形相の山姥でした。思わず逃げ腰になると、山姥はそん
な因果な山師などやめて、この湯の湯守にならんかいと云い残し、赤ん坊もろとも山姥の姿はどこかえ消えてしまったという。それ以来、この湯を姥湯
と名づけ、現在に至ると言い伝えられております。姥湯温泉のそのすぐれた景観は山形県内の温泉中第一といわれ、とくに春の新緑・秋の紅葉は見事
です。岩壁から噴き出す湯口は、六ヶ所。桝形屋にはそのうち一本を使い、他は川へ流れ落ちています。宿の近くに大きな露天風呂が二つあり
温度も高温です。一番奥にある大きい方の混浴露天風呂があります。姥湯温泉の主役といえるのがここです。








山形県米沢市大沢姥湯1 ℡:0238-35-2633 泉質:単純酸性硫黄温泉 泉温:51.4℃
効能:高血圧症・動脈硬化症・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・糖尿病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき等