恵の湯温泉ラ・フォーレ天童のぞみ



ラ・フォーレ天童のぞみは、湯量豊富な天然温泉「恵の湯」を利用した各種の入浴設備と運動施設を、総合的に整備した厚生労働大臣認定
の温泉利用型・健康増進施設です。広大な土地に建つスッキリとした現代的なデザインの建物は、周囲の田園風景と相当かけ離れた極め
て異質な存在感を放っています。オープンしたのは2005年で、運営しているのは医療法人社団の斗南会、敷地は約10000uと広大で、鉄筋
コンクリートの建物も堂々としたものです。浴室は、天井が高く湯気篭もりが全く無いため、な息苦しさや視界不良とも無縁です。浴室内には
いくつかの浴槽がありますが、黒い石板貼りの浴槽は15〜6人は入浴できそうな容量を擁し、湯口からは絶え間なくお湯が注がれています。
露天風呂は、内湯よりも数段高いところにあり、目隠しの塀こそ立てられているものの、塀までに確保された広いスペースには笹原や植栽が
施されているため雰囲気良いです。お湯は無色透明、匂い無し、循環ろ過してないのか疑うほど浴感はサラサラしていています。





山形県天童市道満197-2 Tel:023-656-8322 泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 泉温:96.0℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

成安温泉



山形市の漆山から寒河江方面へ県道を走っていてまもなく中野地区に入ろうかというときに、右手田んぼの中に「古湯の秘湯」という文字が見え
てきます。平成9年の4月にできた総合福祉施設「いきいきの郷」の施設内にある温泉です。成安温泉の源泉名「古湯の秘湯」の由来は、地下約
1400mからくみ上げた古代湯からきています。浴室は、L字型の浴槽が石のタイル張りで十分な広さがあります。今は使われていないようですが
ジャグジーやジェット水流らしい名残もありました。お湯は無色透明で温泉自体の匂いは感じません。非常にうっすらと消毒の塩素臭はあります
が、故意に嗅がなければ気になりません。高濃度にしてはベタベタした感じもないさっぱりしたお湯です。湯温は41℃と低めですが、成分のおか
げか湯上り後もポカポカが続きました。外には石組の露天風呂があります。内湯に比べて小さいですが、
頭上には屋根付きなので雨や雪でも問題ありません。





山形県山形市成安425-2 Tel:023-681-4770 泉質:含鉄−ナトリウム−塩化物強塩温泉 泉温:38.0℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性等

スーパー銭湯テルメ



山形市内にあるスーパー銭湯で、温泉では無く全館ナノ水を使った沸かし湯です。洗い場のカランにもシャワーにも温度調節機構は無
く、一定の温水が出る仕組みでした。内湯は、中央に大きな湯船を4分割して使い、電気風呂,ジェット水流,水風呂が配置されています。
他に小さな湯船が2つあり、一つは高濃度炭酸泉にしてあります。上からの湯出口は使用しておらず、湯船の底から炭酸泉を噴き出して
います。もう一つは、ジェット水流の寝湯です。露天風呂は、ゲルマニウム風呂と称していました。湯出口の直下に、ゲルマニウム鉱石,
トルマリン石と天王石をブレンド混入した網篭が置いてあり、その中を通すことで効能が得られるとのことです。隣の寝湯に繋がってい
て、寝湯はツボ押し石が埋め込まれていました。一番奥に打たせ湯のような設備がありましたが、湯の落下は
無く、動作させるボタンも見当たりませんでした。






山形県山形市南原町1丁目26-9 пF023-635-2680 泉質:炭酸泉(温泉ではありません) 泉温:38.0℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等


飯田温泉



山形駅に最も近い天然温泉「飯田温泉」は、山大病院から東の方にクネクネ行った住宅街に飯田温泉があります。住宅街の中に突然現れ
る鄙びた雰囲気の一軒宿です。近づくと屋根の上に刺さった大きな「飯田温泉」の看板が見えてきます。非加水・非加熱の自家源泉掛け流
し天然温泉で、24時間営業なので早朝でも深夜でもお風呂に入れます。宿泊者だけでなく温浴施設のみの日帰り利用もできます。大きな
窓から外が見えるシンプルな浴室は、4〜5人はいれる大きさの浴槽があり、浴槽右端の窓側に取り付けられた湯口からは源泉が絶え間な
く供給され、湯船を満たしたお湯は浴槽の両側の縁からしっかりとオーバーフローしてゆきます。その流路となっている床の一部は泉質の
影響により、橙色に染まっていました。気泡を多く含む源泉のようでして、湯口から湯船右側の縁にかけて、湯船のお湯は多くの気泡でうっ
すら白く濁っており、その湯船に浸かってみると肌にもうっすらと気泡が付着しました。全体的にはやや赤みを帯びた貝汁濁りであり、金気の
味と匂いがはっきりと、そして芒硝感もしっかりと伝わってきました。更には微かにタマゴ的な味や匂いも感じられます。






山形県山形市飯田5-12-3 пF023-623-4758 泉質:ナトリウム-硫酸塩温泉 泉温:46.0℃
効能:動脈硬化症・切り傷・火傷・慢性皮膚病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性等


石抱温泉
(再訪)



肘折温泉は昔ながらの湯治文化を守り続けている温泉地であり、しかも、肘折カルデラの底にある珍しい地形や大自然を感じ取れる特性を
持っています。肘折の中心街から銅山川の上流に沿って、3キロメートル程行くと、森の中にひっそりと湯が湧出する、石抱温泉があります。
石抱温泉は、草木が生い茂る山間にあり、岩に刻まれた「石抱温泉」の文字が目印です。岩で囲み、源泉をせき止めただけの湯船は自然と
の一体感を味わえ、秘湯風情たっぷり。5分程浸るだけで、体の芯からポカポカと温まってきます。炭酸の量が多く、体が浮かんでくるのを防
ぐために石を抱いて入浴したことから、「石抱」と呼ばれるようになったとも言われています。浴感は肌スベスベですが、湯底がヌルヌルしたり、
ぷくぷく湯が湧き出したり、苔が生えていたり、虫がいたり、鳥のさえずりとか、いろんな情報が同時進行で飛び込んできます。





山形県最上郡大蔵村肘折温泉奥 пF0233-76-2008(ゑびす屋旅館管理)泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉
効能:切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、くじき、慢性消化器病等

肘折温泉
カルデラ館(再訪)



山形県の中央部の山あいにある肘折温泉郷は、肘折、黄金、石抱の三つの温泉地からなり、それぞれ肘折20軒、黄金2軒の温泉旅館がありま
す。肘折温泉の開湯は古く、今から1200年余り前の807年(平安時代)とされています。江戸時代には月山登拝道が開削され、八方七口の一つ、
肘折口の霊場としても栄え、今なお湯治場風情を残す全国的にも珍しい温泉地です。スーパー銭湯などで「人工炭酸泉」はよく見かけますが、
「天然の炭酸泉」となると日本に数えるほどしか存在しません。そのひとつが、東北・山形の山あいに湧く肘折温泉郷の「カルデラ温泉館」にあり
ます。昔からこちらの源泉を原料にしてサイダーを製造していたそうで、飲んでよし、入ってよしの温泉なんです。ただし炭酸泉の温度は
約8℃。入浴には少し勇気が要りますが、温かい温泉と交互につかれば体の芯からぽかぽかになります。





山形県最上郡大蔵村南山2127-79 пF0233-76-2622 泉質:ナトリウム、炭酸水素塩 泉温:65.5℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性等