奥塩原温泉むじなの湯



新湯温泉街から細い階段を少し下がったところにある温泉小屋です。その昔、むじな(タヌキ)がここの温泉に入って傷を治したと伝え
られる名湯です。ネット上でも度々話題に上がる奥塩原の顔的存在です。 浴槽の奥の岩(霊岩とも言われています)より染み出る温泉
をそのまま利用しています。直ぐ側の山で硫黄が湧き出ているのでお湯の成分も匂いも濃く硫黄臭に加えてちょっと鉱物油っぽい匂い
もしています。ある雑誌で、日本の共同浴場ベスト10に入りました。以前は混浴だったそうですが今は壁で仕切ってあります。男女は交
互に入れ変わるそうです。浴室に入って最初に目に入ったのがホースって事は、そうとう熱いお湯のようです。恐る恐る手を付けるとやっ
ぱり熱くてピリピリします。源泉に水を入れるのは、熱い湯になれている地元の方に申し訳ないと思い頑張って入りましたが、長くは居ら
れなかったです。神経痛に効く温泉だそうですが一瞬にして痛みが飛んでいきそうでした。仕切りの向こうから女湯の会話が聞こえてき
ます。風呂の横にある岩の割れ目からお湯が湧いてくるのがわかります。強酸性なので
コンクリートだと酸でボロボロになるので木の浴槽です





栃木県那須郡塩原町大字湯本塩原42 Tel:0287-32-2512(観光協会) 泉質:酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩温泉 泉温:59.2℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病等

奥塩原温泉下藤屋



那須塩原の旅館、日本秘湯を守る宿会員の下藤屋は、塩原温泉郷の中でも高台にあります。塩原の温泉街から車で10分ほど標高
900mの高原、日塩もみじラインを上ると硫黄のにおいが鼻をつく位置です。山肌に硫黄の煙がもうもうと立ちこめています。明治元年
の創業以来、百有余年の伝統があり、奥塩原の彩り鮮やかな自然の中で、日本情緒を大切にしている施設です。新湯にある旅館は
ほとんど同じ源泉です。「下藤屋」の内湯は館内に露天は別棟の建物にあります。内湯の桧造りの大風呂は充分満足できるものです。
浴室の壁も床も桧でつくられていて、不思議にもそこにいるだけでも気分が癒されます。お湯は、白濁したニオイぷんぷんの硫黄泉で
す。露天風呂は宿から少し離れたところにあります。玄関を一度出なければ行けない点はかなり不便ですが、露天風呂自体は山肌に
建ち、男女別にちょっと狭いながらも野趣溢れる雰囲気です。残念なのは露天風呂のお湯は温泉ではありません。露天風呂には
白濁色の湯ではなく、普通の無色透明なお湯と言うのはともかく残念ですね。





栃木県那須塩原市湯本塩原11 Tel:0287-31-1111 泉質:硫黄泉 泉温:69.0℃
効能:慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき等

奥塩原温泉寺の湯



新湯地区は1683年の日光大地震(グニチュード6.8の大地震、葛老山が崩壊するなど大きな被害が発生)で元湯が壊滅的な打撃を受け
た際に移住して開かれた温泉場です。大沢山円通寺の末寺の円谷寺も宇都宮藩主・本多忠平の許しで新湯に移っていますが、移転先
が現在の寺の湯の場所だそうです。茅葺きの本堂の向かいには、寺の専用浴場がありましたがこれが寺の湯のルーツです。円谷寺は
明治初年の神仏分離令、廃仏毀釈で廃寺となり、本尊の阿弥陀如来は君島屋(現「渓雲閣」)に安置されています。寺の湯は、新湯の
シンボルである噴煙上がる硫黄山(爆裂火口跡)の直ぐ下にあります。乳白色の硫黄を含む温泉が流れ込んでいます、浴槽は2つある
のみの共同湯らしい雰囲気です。向かって右側が、熱い浴槽で左側がぬるめ、交互に入って楽しめます。、混浴で脱衣所は男女別
にあります。建物外観は、背後には温熱地獄が見えて、いい源泉を引いているっていうのが一目でわかります。





栃木県那須塩原市湯本塩原28 Tel:0287-32-2248(塩原温泉旅館協同組合) 泉質:酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉 泉温:74.3℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・高血圧症・糖尿病・動脈硬化症・慢性婦人病・慢性皮膚病等

塩の湯温泉明賀屋本館



明賀屋本館がある塩原温泉郷 塩の湯温泉は栃木県 那須温泉郷の奥地、鹿股川のほとりにある温泉地です。なんと500万年も前に岩塩が
お湯になって湧き出してきた事から「塩の湯温泉」と名付けられたそうで、ここが塩原温泉発祥の地ともいわれています。「旅館明賀屋本館」
は、混浴川岸露天風呂が有名でテレビや雑誌によく登場する首都圏から約2時間半で行ける秘湯です。自然湧出の源泉かけ流しで2色のに
ごり湯が楽しめます。人気の川岸露天風呂に行く時の下り階段では、階段数87段!この階段はよくよく思うと面白く、急な階段、なだらかな階
段、高さも歩幅も違う階段、つまり不揃いなんです。露天は、4つ、全て混浴です。風呂の脇を川が流れていて気持ちがとってもいいです。温
泉雑誌では必ず出ているような、そんなにも有名な風呂なので入ってみたのですが、期待を裏切らない
露天風呂でした。また訪問したい宿の一です。





栃木県那須塩原市塩原353 Tel:0287-32-2831 泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 泉温:52.0℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・運動マヒ・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱自動・慢性婦人病等

奥塩原温泉高原ホテル



奥塩原温泉は栃木県北部の那須塩原市の標高1000mの山あいにある温泉宿場で、日光国立公園塩原温泉郷の豊かな自然の中にあります。
柔らかな木漏れ日と爽やかな風が渡る高原の温泉ホテルです。浴室は木造りで落ち着く雰囲気です。4~5人が入れるぐらいの大きさに青白く
濁った綺麗な湯が満たされています。源泉は共同源泉のなかの湯で、造成雰囲気泉、いわゆる噴気して噴き出している水蒸気に沢水などをあ
てて温泉を作りだしているもので、有名なところで言えば箱根の大涌谷造成泉などがあります。源泉が熱いせいもあり、投入量は少なめ。湯の
表面には造成泉ならではの少し分離した成分が浮いています。お湯は硫黄味、薄いレモン味、わずかな苦みといった感じです。温度は熱めに設
定されています。露天風呂は、湯船に辿り着くまで、少し歩かなければなりません。白い濁り湯なので深さが判りませんが、意外に深い浴槽で
温度は適温ぬるめです。奥塩原新湯の宿はみんな共通の源泉を引いているはずですが、引き湯の関係なのか、湯遣いなのか、ここだけはちょっ
と違った感じがあります。浴槽の縁は木製ですが、その木の所が硫黄で白くなるだけじゃなくてあちこちエメラルドグリーンに染まっていました。





栃木県那須塩原市湯本塩原113-4 Tel:0287-32-2464 泉質:単純酸性硫黄温泉 泉温:79.2℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動マヒ・切り傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・動脈硬化症・高血圧症・糖尿病・慢性消化器病・痔疾等

塩原温泉湯守田中屋



湯守田中屋は東北自動車道、「西那須野塩原IC」から国道400号線を20分ほど東に行った塩原温泉郷 大網温泉にある旅館です。このあたり
は湯元が11ヶ所に点在しているので「塩原十一湯」と呼ばれ、湯守田中屋がある大網温泉もその一つです。湯守田中屋の野天温泉は「日本三
大渓流露天風呂」として全国的にも人気の露天風呂です。また、こちらの野天風呂は温泉の効能と320段という長い階段を上り下りする事から
「健康の湯」とも呼ばれています。野天風呂は旅館から道路を隔てて斜め右に入口があります。噂の長い階段320段もある階段を降りていかな
ければ露天風呂までたどり着けません。かなり急な階段もあり結構疲れます。帰りはこれを上らなければならないと思うと!野天風呂がある前
まで来ると渓谷が見えてきます。野天風呂には4つの源泉かけ流しお風呂があり、そのうち3つが混浴露天風呂です。メインの野天風呂で色の
つき始めた紅葉と渓谷を眺めながら一度に20人以上が入浴できる広さです。湯の花が混じったとろりとした無色透明のお湯が奥の竹筒から流
れていています。ここから更に階段を少し下ったところに残り2つの混浴野天風呂があります。石とコンクリートでできた4人用ほどの湯船です。
砂地の湯底から源泉が自然湧出しています。青味がかった透明のとろりとしたお湯で湯温は日によってぬるめ~激熱とかなり差があります。岩
間湯からさらに奥まった所にある石とコンクリートでできた屋根付き湯船は6人ほどが入れる広さです。河原湯も岩間湯と同じで砂地の湯底か
ら源泉が自然湧出とろみのあるお湯で湯温は日によってぬるめ~激熱です。大きな岩が重なり合う谷間の渓谷美を見ながら入浴できます。







栃木県那須塩原市塩原6 Tel:0287-32-3232 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 泉温:63.0℃
効能:高血圧症・動脈硬化症・糖尿病・痛風・肥満症・胆石症・肝臓病・慢性胃腸病・慢性便秘・貧血・慢性婦人病・切り傷・火傷・虚弱自動等