足尾温泉庚申の湯(かじか荘)



足尾銅山の中心地だった通洞から庚申川を遡ること7km、銀山平公園の上流に位置する渓谷に沿ったロケーションに、数百メートル下流にもう
一軒古い宿がありますが、感覚的にはほぼ一軒宿といってよいです。銀山平公園に湧き出た源泉「庚申の湯」は、野趣豊かな露天風呂が魅力の
新しい温泉です。日光市足尾町から山道を登ること約30分。(山道なので時間には差があります。また、車の運転は見通しが悪いので注意が必
要)国民宿舎を中心にキャンプ場などがあり、温泉は足尾銅山の坑内からでた温泉をパイプでひき、暖めています。脱衣所から階段を降りてい
くと展望絶佳の露天(岩造9~10人)があります。谷を隔てた正面に岩山があり、まわりは広葉樹の一面の紅葉でなかなかのロケーションです。
岩組からの少量投入+側面注入数ヶ所でオーバーフローありです。宿泊客と登山客と地元客が入り込み大盛況です。お湯は、無色微濁で露天
湯口のみ微たまご味、微イオウ臭があります。アルカリ泉らしい明瞭なヌルすべ感があり、浴後はお肌すべすべになります。





栃木県日光市足尾町5488 Tel:0288-93-3420 泉質:アルカリ性単純泉 泉温:36.0℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

川治温泉柏屋



鬼怒川と男鹿川が合流する峡谷に抱かれるように佇む「湯けむりの里 柏屋」は、日光温泉郷・川治温泉にある大正15年創業という老舗の
宿です。日光市街地方面から国道を北上し川治温泉郷に入ると、すぐに柏屋の看板が見え、木立の合間から重厚で堂々とした佇まいの正
面玄関が見えてきます。窓からは男鹿川の流れが見渡せて非常に景観は良いのですが、川向いの共同浴場「薬師の湯」の混浴露天風呂
が丸見えで、人が入っているのがわかる時は、外の風景を見るだけでも少し気を遣ってしまいます。風呂は男女それぞれに大きな内湯と露
天風呂、温度のやや低い源泉ぬる湯、サウナがあります。内湯も露天風呂も大きい作りです。露天は、源泉温度のままで掛け流しの「ぬる湯」
と、加温した露天があります。露天風呂からは、山間に架かっている鉄橋を走り抜ける野岩鉄道を眺めることができます。
内湯は若干の塩素臭がありました。





栃木県日光市川治温泉高原62 Tel:0288-78-0002 泉質:単純温泉 泉温:36.5-3℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・冷え性・疲労回復・病後回復・健康増進等

川治温泉
薬師の湯



享保8年、男鹿川の五十里湖が決壊し近隣の村は水没するという事件がありました。洪水の後に川沿いにお湯が湧いていました。これが川治
温泉と呼ばれる事になりました。日光の手前にある今市市から、鬼怒川温泉を過ぎてさらに北上すると、次に賑わうのは景勝地龍王峡、そして
川治温泉に至る。鬼怒川と男鹿川の合流に湧き出る川治温泉。ここ薬師の湯は男鹿川沿いにあり、やさしい木陰の下、清流のせせらぎに耳を
澄ませながら、ゆったりとお湯につかる事ができます。全体をすっぽり包む屋根と目隠しを兼ねた壁に囲まれているため、露天というよりは内湯
に近い雰囲気です。浴槽自体はとても大きく、山側の岩肌に取り付けられた木戸の向こう側から源泉が流れ込んできます。
源泉温度より高いのですから、おそらく加温されているのでしょう。





栃木県日光市川治温泉川治278番地2 Tel:0288-78-0229 泉質:単純温泉 泉温:36.3℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

川治温泉河原湯



日光宇都宮道路、今市ICを降りて、国道121号線を北上する。男鹿川と鬼怒川が合流する峡谷にひらけた、静かな温泉郷。温泉は享保3年の
発見といわれ、旅人や湯治の場として古くから親しまれました。川治温泉についたら温泉街を通り抜け川治湯元駅を目指します。川治湯元駅か
ら河原に下るとスポーツ公園の駐車場に出ます。露天風呂はその先にあります。川治温泉のランドマークと言える観光名所「岩風呂」は、川沿
いという爽快なロケーションにある混浴の露天風呂です。まず利用前に、傍に架かる橋の上から当該地を眺め、お風呂に誰もいない事を確認し
ます。橋の近くには「下流女湯」「上流男湯」と彫られた石標が立っておりますが、現在ではこの区分は適用されていません。浴槽は、視線を遮
るものは何もなく、特に橋から近いため、対岸はおろか橋の上からも思いっきり丸見えです。川を挟んだ対岸には高層の旅館からは、すべての
部屋から丸見えです。開放感や野趣を期待すると裏切られる結果となりそうですが、お湯の量は圧巻であり、
このお湯に浸かるだけでも十分に価値があるのではないかと思います。





栃木県塩谷郡藤原町川治温泉 Tel:0288-76-1111 (藤原町観光課) 泉質:アルカリ性単純温泉 泉温:36.3℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

湯西川温泉



道の駅「湯西川」は日光市の北部に位置し、国道121号線から湯西川温泉方面に分岐した箇所であり、周囲は急峻な山々に囲まれ、眼下
には湯西川と男鹿川が合流する五十里湖が見られ四季を通じて自然を堪能できる箇所となっています。また、当地域は湯西川・川俣・奥
鬼怒・川治・鬼怒川温泉と有名温泉地が近隣に点在し、施設近隣にも良質な温泉の源泉があり、施設内に「内湯」「露天」「足湯」を整備し
気軽に良質な温泉を体験できます。施設の2階に温泉施設があります。 源泉は「湯西川温泉」ではなく「西川温泉」です。 西川温泉は湯西
川温泉の湯に硫黄を加えたような泉質との事です。 考え方によっては名湯の湯西川温泉の泉質に、更に硫黄成分まで含まれているという
のだから、「硫黄成分の分だけお得」と言えるのかも知れません。 湯の種類は内風呂と露天風呂があり、露天は岩風呂と檜風呂があります。
檜風呂の方が広々としています。硫黄の香りが心地よく、とってもリラックスできました。





栃木県日光市西川478-1 Tel:0288-78-1222 泉質:アルカリ性単純温泉 泉温:44.6℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等
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塩原元湯温泉ゑびすや



長い歴史を誇る塩原温泉のなかで、最古の温泉とされている元湯温泉にあり、自然の神秘を肌で感じられる温泉があります。世にも珍しい
間欠泉に入れる宿「元湯温泉 ゑびすや」です。明治40年(1907年)の創業で、濃厚な硫黄泉が湧くことで知られており、かつては源泉を煮詰
めた「長命丸」という薬も販売していました。二つある湯舟はそれぞれ異なった源泉が使用されています。向かって左の浴槽には塩原最古の
源泉とされる「梶原の湯」の温泉となっています。ぬるめなのでのんびりと浸かることができます。炭酸ガスが含まれているため、浸かってい
ると身体に気泡がわずかに付くのが確認できます。右側の浴槽は「弘法の湯」と呼ばれる源泉が使われているのですが、実はこの「弘法の
湯」、天然の間欠泉です。5分から6分おきに温泉が噴出しており、湧き出す瞬間には「ゴオーッ」という音ともに勢いよく源泉が飛び出てきま
す。自然の神秘を感じる事ができる貴重な場所なのです。温泉が流れ出る場所には温泉成分が沈殿し、厚さ20センチメートルほどの
結晶になっています。見るからに、成分の濃さを物語っています。





栃木県那須塩原市湯本塩原153 Tel:0287-32-3221 泉質:含硫黄・ナトリウム・塩化物-炭酸水素塩泉 泉温:52.1℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動マヒ・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病等