鳴子温泉滝乃湯



鳴子温泉街の山の手に温泉神社があり、その下に鳴子温泉のシンボルである共同浴場、滝の湯があります。千年の歴史を持つ古湯
で、滝の湯のお湯は温泉神社の「ご神湯」を引いています。建物は江戸時代の湯小屋を再現した風情ある木造建築で、地域の人々か
ら旅行者まで、たくさんの人から親しまれている公衆浴場です。白濁したお湯と板張りの浴槽で、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂って
います。浴室は総ヒバ造りで落ち着いた雰囲気です。湯船は大小2つに仕切られています。お湯は白濁していて、やや熱いく、柔らか
く気持ち良いお湯です。お湯をなめてみると少し酸っぱいです。建物の裏に源泉があって、そこから何本もの太い丸太の樋でお湯を導
いています。この樋から落ちるお湯が打たせ湯となっていて、打たせ湯はぬるめにしてあって長い時間打たれるのにちょうどよいです。





宮城県大崎市鳴子温泉湯元84 Tel:0229-83-3441 泉質:ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄-硫酸塩泉 泉温:46.2℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童・冷え性等

鳴子温泉ますや



JR鳴子温泉駅から徒歩4分の鳴子温泉街にあるカジュアルな温泉旅館です。板塀にこけしをかたどったライトを備えたエントランスと、
中庭に面した明るくモダンなロビーがあります。浴室は8階にあります。「天馬」と「天翔」という2つの浴室があり、日替わりで男女が入れ
替わるようになっています。浴室に入ると、消毒用の塩素の匂いが感じられます。内湯の浴槽は大きく、30人程度が入れる広さです。
大きな木製の湯口からは熱めのお湯が注がれています。湯温は適温、無色透明のお湯で、時折ふわっと硫黄臭がしてきますが、浴室
全体に塩素臭がしているためにあまり感知できません。浴槽の中では、細かな湯の花がチラチラと舞っています。全体として、とっても
マイルドな感じのお湯です。窓側に設けられた排出口から、溢れたお湯が外に流れ出していますが、循環と掛け流しが併用されています。
8階にあるので、窓からの景色は抜群です。温泉街や遠くの山々が一望できます。露天風呂に向かう。露天風呂は、浴槽は小さくて4人サ
イズです。湯口からは熱いお湯が注がれています。こちらは、掛け流しとなっており、溢れたお湯は浴槽の縁から外に流れ出しています。
消毒用の塩素の匂いもほとんど感じられない。内湯からの眺めも良かったが、露天風呂からの眺めはとても良いです。





宮城県大崎市鳴子温泉湯元82 Tel 0570-020-268 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 泉温:98.3℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童・冷え性等

川渡温泉玉造荘



開湯千年、奥州三大古湯に数えられる「川渡温泉」春は菜の花の黄色と桜のピンク、夏は緑の田園風景、秋は黄金色に輝く田園と
紅葉、冬は白一色の冬景色、約二千坪の広々とした庭園が見渡す山々、心もからだもリラックスできる、「玉造荘」四季折々の情緒
溢れる風景を満喫出来ます。「玉造荘」は、川渡にある公共系の温泉宿泊施設です。泉質は意外な事に単純硫黄泉です。浴室はか
なり広く、内湯の大浴場とつとジャグジー風呂があります。大浴槽は大量の湯が注がれており、豪快に掛け流しになっています。湯
はぬるめで湯口の湯も適温になっています。循環濾過の可能性が高いですが、白と黒の湯花も多くあり、源泉も多く足されているの
だと思います。湯は肌触りが柔らかく皮膚に纏わりつく感がありぬめり感もあります。川渡では一番のぬるぬる度があります。
硫黄臭はさほどではありませんが、全体としては悪くない湯です。見た目は共同湯などと同じ系統に見えますが別物です。





宮城県大崎市鳴子温泉字 川渡62 Tel:0229-84-7330 泉質:含硫黄・ナトリウム炭酸水素塩泉 泉温:47.5℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・リウマチ・脚気・術後療養・慢性中毒症・皮膚打痒症・慢性疾患・凍瘡等

川渡温泉ぬまくら



川渡温泉は、鳴子温泉郷の一つに数えられ、同温泉郷の「東の玄関口」と呼ばれる、落ち着いた雰囲気の温泉地です。江戸時代には
湯治場として賑わっており、今でもその面影を色濃く残しています。その高い効能が脚によく効くことから「脚気川渡」と称されています。
「ぬまくら」の湯は温泉掘削から100年を誇る自家源泉から湧く温泉が掛け流されています。お風呂は男女別の内湯が一つで、浴槽は大
小の二つに分かれています。右側の大きな方の湯船はごく一般的な全身浴槽で、8人前後は同時に入れそうな大きさです。源泉投入口
は大きな湯船にしかなく、源泉温度が高いので、加水すること無く湯温を調整するために投入量を絞ってるのかと察せられます。実際に
湯口のお湯は直に触れないほど熱いものでしたが、湯船では41~2℃で落ち着いており、加水せずに入浴することができて、湯もみ板を
使うこともありませんでした。湯使いは完全掛け流しです。お湯はややグレー混じりの鶯色に弱く濁り、湯中ではときタマゴのような薄い黄
色の湯華が浮遊していました。お湯からは川渡らしいはっきりとした硫黄臭が発せられ、口にしてみるとタマゴ味+苦み+渋み+甘みが
感じられました。適度な湯加減でもあったので、しっかり長湯できます。左側の小さな湯船は浅い造りになっていて、
寝湯するための浴槽のようです。





宮城県大崎市鳴子温泉川渡38-1 Tel:0229-84-7253 泉質:含硫黄-炭酸水素塩-硫酸塩泉 泉温:55.8℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童・冷え性等

久田温泉久田旅館



自家源泉100%かけ流しの自慢の温泉は、2つの泉質を源泉かけ流しで楽しめます。内湯は茶色、露天は白い湯の華でやや白濁と2種の湯が
楽しめます。 ちょっとぬるめに感じましたが湯上がり後も汗がにじむくらいでした。琥珀色の純重曹泉幾らか木材のような匂いがします。浴室
は2方向が大きなガラス窓になっているため、実際の床面積以上の広さや開放感を得られます。内湯で使われている源泉は、隅っこの湯口か
らドボドボと大量に供給されています。東鳴子から川渡にかけての一帯で湧く温泉に共通して見られるモール泉的なタイプで、湯船のお湯はコ
ーヒーを薄めたような淡い琥珀色を帯びた透明で、少々の清涼感を伴うほろ苦味を有し、モール臭に少々の焦げ臭とアブラ臭的な匂いがミック
スされて香っていました。そして湯中では滑らかなツルツルスベスベ浴感を楽しむことができました。浴槽は10人サイズです。槽内はタイル貼り
ですが縁には御影石が採用されており、縁の切欠からお湯がしっかりと溢れ出ていました。露天風呂は、目隠しの塀が立ちはだかっているため、
開放感よりもむしろ閉塞感の方が強いです。モール泉系だった内湯とは全く異なるタイプのお湯で、湯船のお湯はわずかに青色を帯びているよ
うな灰白色にはっきりと濁っており、湯中では溶き卵のような白い湯の花がユラユラと舞っています。内湯同様に放流式の湯使いであり、
浴槽縁の切欠からしっかりと溢れ出ています。お湯からはタマゴ臭とゴム臭がミックスされたような硫化水素臭が香りました。





宮城県大崎市鳴子温泉久田67 Tel:0229-84-7639 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 泉温:68.6℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・切り傷・末期循環障害・皮膚乾燥症・うつ状態・アトピー性皮膚炎・慢性湿疹等

鳴子温泉旅館すがわら



宮城県にある鳴子温泉郷、なんと1000年近い歴史を持っています。かつての偉人である源義経や松尾芭蕉などもこの温泉郷を利用して
いたとの事です。そんな鳴子温泉の源泉100%かけ流しを楽しむ事ができるのは、旅館すがわらです。当旅館は温泉が目玉になっており、
美肌効果のある温泉として以前に何度かテレビ放送もされています。場所は、鳴子温泉の国道47号線の新屋敷の交差点を駅方面へ県道
170号線に曲がるとすぐ突き当たりにあります。大浴場は、3段になっており、中段のステップには豆タイルが敷き詰められています。温泉
は100%源泉そのままです。源泉温度が高いために湯船がかなり熱くなっていることが多く、脛までお湯に入ったところ、皮膚にピリピリとした
刺激が走る湯加減でした。お風呂の掲示には「必ず湯もみなさってからご入浴して下さい」と書かれていました。その案内に従い、湯船の脇
に立てかけられていた湯もみ棒でしっかりお湯をかき混ぜたところ、加水することなくちょうど良い湯加減に落ち着きました。白い析出がこび
りついている石の湯口が2つあり、それぞれからお湯が注がれていました。浴槽の大きさに対して投入量が少ないように見えるのですが、上
述のように温泉の温度が高いため、加水をせずに温度調整すべく、湯量を絞っているものと思われます。露天風呂は、日本庭園風の空間
に石造りの丸い浴槽が一つ据えられ、筧からお湯がチョロチョロと落とされていました。内湯もこの露天風呂も同じ源泉を引いているのです
が、やはり環境によってお湯の見え方が異なり、内湯で瑠璃色に濁ってお湯も、露天風呂では淡い青白色の貝汁濁りを呈していました。





宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷5 Tel 0229-83-2022 泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 泉温:84.2℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・動脈硬化症・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童等