岩尾別温泉三段の湯・滝見の湯

 

北の最果ての地にあり、知床五湖にほど近い岩尾別温泉。現在では快適な舗装路が続いていますが、周囲は未開発でエゾシカや
ヒグマなどが住む原生林が残っています。大自然は美しさと同時に、厳しさもひとしおで、冬期間は積雪で道路が閉鎖されるため
休業となるそうです。「三段の湯」という名前の如く、自然豊かな原生林の中に三段の湯壺があります。当然一番上の湯壺が一番
熱く下に来るほど温度が下がり、自分にあった温度で入浴を楽しめます。もう、何日でもここで過ごしていたいです。三段の湯から
50mほど下がった所にある「滝見の湯」は、こじんまりとしていますが、閑静で魅力有る野天風呂です。
野生動物を気にしながら入浴しました。

 

 

北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別温泉 泉質:塩化物質泉 泉温:60.0℃
効能:筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・貧血・冷え性・肥満・腰痛・痔疾・皮膚病等

 
赤澤温泉
むらの湯(休館)



ウトロ市街地から知床峠の方へ海岸線を2kmほど走ると、「むらの湯」のある「しれとこ自然村」の案内標識があります。そこから
500mほど、細い道を上っていくと施設があります。高台にあるため、露天風呂からはオホーツク海が一望出来、真冬には流氷も
見る事が出来るそうです。温泉は黄土色濁りで鉱物臭のある塩辛い湯が豊富に掛け流しされており、熱めの湯は入り応えが
ありました。炭酸水素を含むため滑らかさもあります。オホーツクの沖を航行する漁船のエンジン音が、心地よく聞こえてきます。

  

 

北海道斜里郡斜里町ウトロ香川365番地 пF01522-4-3352 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 泉温:55.3℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・慢性皮膚病・切り傷・火傷・慢性婦人病等

 
羅臼温泉
熊の湯



羅臼の町から知床峠へ通じる国道を車で3kmほど走ると、キャンプ場入り口から羅臼川が削った深い渓谷に掛かる「いで湯橋」
がありその橋を渡ると、原生林の中に湯煙が上がるのが見えてきます。24時間無料で入浴出来る「熊の湯」は、含食塩硫黄泉の
露天風呂です。知床峠に向かう山腹にあるだけに眺望も素晴らしいです。それゆえ、「熊の湯」には、地元の人のみならず多くの
観光客が立ち寄り、賑わっています。日本最後の秘境、知床の秘湯の一つで、明治時代の地図にも載っていますから、
歴史は古いようです。

  



北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢 пF0153-87-3330(羅臼町観光案内所) 泉質:含硫黄ナトリウム塩化物泉 泉温:99.0℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病・リウマチ・虚弱児童・高血圧症・動脈硬化症等

 
セセキ温泉



セセキ温泉は、知床半島最東端にあり、相泊温泉より少し手前に位置しています。個人の方が掘った温泉を一般に開放してい
ます。その個人の方とは、漁師さんで主に羅臼昆布などを扱っています。セセキ温泉は、満潮になると海の中に沈んでしまい
ます。従って干潮の時間に行かないと入浴することは出来ません。セセキのバス停の前から海岸へ降りて行った波打ち際に
あり、水平線には国後島の山並みを見る事ができます。残念ながら私が訪れた時は潮の引き初めで、
気温も低かったので入浴出来ませんでした。

  

 

北海道目梨郡羅臼町瀬石 Tel:0153-89-2654 泉質:ナトリウム塩化物泉 泉温:64.0℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

 
相泊温泉


  
相泊温泉は知床半島の東岸の集落にある露天の温泉です。相泊集落は知床半島の先端へ向かう道路の終点にあります。ここから
先は車では行けません。半島の先端への交通手段は船のみになります。日本最北東端に位置するこの温泉は、明治32年セセキ温泉
同様「堀内市太郎氏」によって発見され、昔は「ドブ湯」と云われていました。砂浜ではなく、玉石の海岸線に木の枠で出来た温泉があり
ました。この温泉は相泊の漁師が昆布漁で冷えた体を暖めるために作られたものなのです。湯舟の底の小石の間から熱い
お湯が湧き出ています。お湯は澄んだ食塩泉のようでした。

  

 

北海道目梨郡羅臼町相泊 пF0153-87-2111(羅臼町観光課) 泉質:ナトリウム塩化物泉 泉温:50.0℃ 
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・火傷・慢性皮膚病等

弟子屈温泉



弟子屈温泉の事を、摩周湖に一番近く便利なことから現在は摩周湖温泉と呼んでいます。この温泉は、摩周パークホテルの
初代「本山七右衛門氏」が明治18年に温泉経営の為に定住した道東最古の温泉です。ホテルパークウェイの湯は、毎分4000?
を湧出する豊富な源泉に恵まれ、それを利用したティラピラの養殖場を持っています。ティラピラの味や姿が鯛に似ていること
から、「摩周鯛」と名付けられ宿の名物料理になっています。又、この地は真冬の気温が氷点下28〜30℃にもなり、
ダイヤモンドダストがよく見られ冬の観光名物になっているとの事でした。


 
 

 


北海道上川郡弟子屈町川湯駅前3丁目2-10 пF015-483-2616 泉質:ナトリウム・炭酸水素塩泉 泉温64.2℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・痔疾・打ち身・くじき・慢性消化器病・慢性皮膚病・病後回復・疲労回復・健康増進等