POWDER REPORT
2月8日

↑手前が南ふらのスキー場
左手奥が通称タケノコ山

・・・かもしれないと、このとき考えていた
昨日に仙台港を出航した太平洋フェリーは11:00少し前に苫小牧港に着岸した。いよいよ“北海道 POWDER TRIP”が始まる。メンバーはお気楽、お気軽なkuro&masaharuの二人組。苫小牧港から海沿いに車を走らせ、R237で北上した。天気予報どおり快晴で気温も高め。ここ何日かは暖かかったのだろうか?周辺の雪も消えかかっている。FMラジオからは軽快なBGMが流れ、快調に車を走らせる。あまり余計なことを話さない二人で、頭の中で考えるのは明日からの山のことばかり・・・

今年の夏頃から、どこかの山へ行きたいと思っていた。行き先はカナダのパウダートライアングルかアメリカのユタあたりと考えていた。北海道はその次の選択肢だったしかし、バックカントリーの関連サイトを検索していると「ヒロのBCworld vol.1森の生活」が目に入る。”POWDER VOL.7”に以前掲載されていたことを思い返す。やはり、パウダートライアングルへの思いが募る。そんなこともあって、再度このPOWDERを読み返しているうちに、VOL.8の”フクロウ谷のFirst Track”をまじまじと読み返した。この記事を書いた執筆者は「森の生活」と同じ人物だと確信する。北海道は世界有数のPOWDER LANDか!?そんな気持ちを再確認した。今シーズンに入ってから、カナダWhitewaterの積雪はそれほど多くなかったし、あっちでのあのタイヤでのドライブも骨が折れる。今回はJAPAN POWDERを満喫しようと決心した。masaharuにこのことを話すと「おっ、しぇえなあ〜!」とその場で決定した。

移動の途中、ちょっと気になるニュースが耳に入る。「十勝岳で火山性微動を観測し、山に入っていた数十人が非難」おっと!十勝岳はあさっての10日に予定している。噴火して溶岩流なんか流れてきたら、どうしよ〜っ!?なあんて、一瞬考えたが、その時はその時でどうにかなると開き直る。

道路が快調で今日の宿泊地までは予定より早めに到着しそうだ。このまま宿に入っても、うまいBEERが飲めないし・・・ちゅうことで、近くのトマムスキー場に寄っていくことにする。スキー場に14:00頃到着。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、トマム山頂直下まで登る。スキー場の裏側にはなかなか良いバックボールが見える。山頂まで行こうとしたが、スキー場でやっているツアーに参加しないと登頂できないとのこと。トマム山の北側には明日登るタケノコ山が見えるはずだが・・・。残念ではあったが、時間も時間だしゲレンデ内の未圧雪斜面を滑って終了。日陰部分の雪は我慢できるが、日の当たるところはまったくダメ。明日からのコンディションが気になる。帰りはトマム山、社満謝岳を北側から巻く道路を走りながら、明日滑る地点をチェックしつ、かなやま湖畔の宿に入る。

つづく