POWDER REPORT
2月9日 タケノコ山
恐るべし「タケノコ山〜霜ざらめの宝庫〜」

↑南ふらのスキー場
 朝目覚めると、外は薄っすらと白くなっており、山の上部は霧がかかっていた。昨日の雪質、今日の天候を考えると二人ともテンションがあがらない。「hat ヒロさん」との待ち合わせは9:30に南ふらのスキー場ロッジとなっている。途中のコンビニでhatのハイエースを見つけ、店内に入るが、どの人がヒロさんなのかわからない。そうすると、向こうから声をかけてくれる。(俺らの山形弁が耳に入ったのか!?)昼食を買出しし、ロッジに向かう。
今回はガイド2名、スキー3名、ボード2名、合計7名のツアーとなった。受付終了後、ガイドが車をタケノコ山下部にデポしに向かい、ロッジに戻ってきた後、スキー場の2本のリフトを乗り継いで山頂に向かった。
 

↑スキー場トップ
右から二人目がヒロさん

↑kuro&masaharu
ここから、緩やかな尾根沿いをまったりと進みんだ。途中、通称”風の谷”を通過する。この尾根沿いでは唯一ここだけ大きなセッピができるという。でも、いつもと風の向きが違うらしい。ヒロが気にかけている。風の谷を通過後、急斜面をハイクする。
ここで数名の山スキーヤーと出会ったが、「この山で初めて人とあった!」とヒロが呟く。急斜面を登りきったあたりで軽い昼食をとり、足慣らしに南斜面のツリーランを楽しむ。
 深くこそないが雪質は上々、昨日からの不安がなくなる。

↑kuro
南斜面を足慣らし

↑クラック
斜度が緩くなったところで再度、登り返す。頂上付近はガスがかかり視界が悪いため、山頂までの登頂をあきらめ、北斜面滑走ポイントで準備を始めた。ちょっと視界は悪いものの期待できそうな斜面が見える。ここでヒロからの指示を受ける。斜面の変わり目から3m×30m程度のクラックが開いているとのこと、だって、ここは春の全層雪崩の常襲地・・・なんだって!今年は初期の降雪が激しかったため、こんな時期からクラックが開いてしまった模様。
 斜面の滑り出しはややウインドパックされ、masaharuがハンドテストを行う。軽い力で雪がずり落ち、ちょっとびびる。でもヒロは平然。ストックでちょんちょんとつついて、斜面を滑り出す。(後で聞いたら、ここのタケノコ山はちょっと掘ると霜ざらめの層がたくさんでてくるんだって・・・汗)
ヒロが最初にスタートし。その後に、一人づつ続いていった。斜面が急になってから、軽くて深い雪質になる。いい・・・最高よっ!てな感じで、ニンマリ。クラックを右に巻いて、我々以外だーれもいない、タケノコ山に奇声がこだました。
 最近の天候を考えると、あまりに良すぎるコンディションは不思議だった。

↑ヒロ&kuro
結構な斜度でした

↑masaharu

↑誰?誰?

←最後は皆で記念撮影
本日は十勝岳まで移動、夕刻に宿に入る。雪・・・降ってきましたよ! つづく