POWDER REPORT | |
3月22日 岩木山 | |
昨日の天候が嘘のようにドピーカンになった。今日は岩木山で一番のコースと言われる弥生コースに決める。弥生コースは岩木山の東側になるため、登り口であるスカイライン入り口からほぼ反対側となる。まずはコース最終地点の弥生神社まで車をデポする。弥生神社からコースを確認するが、岩木山山頂ははるか彼方にそびえている。 | |
↑弥生神社から見る岩木山全景 |
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スカイライン入り口から雪上車をチャーターし、いつもの58番地点まで登る。先発で登った上杉羊山とmasaharuは軽い足慣らしとばかりに、一本滑り降りてきた。 | ↑雪上車の車窓から 岩木山南西側 |
↑リフト下 ハイクアップ (最初の岩木山) |
58番地点から岩木山スカイライントップを経てリフト下をハイクする。途中まではシール登行でだが、上部は急斜面のため、スキーをバックパッツに取り付けつぼ足で登ることに。最初にここを登ったときつらい思いをしたが、今ではそれほどのつらさはない。 |
2時間ほどで鳥の海噴火口に到着。全員大汗をかいている。ここから鳳鳴ヒュッテをへて、さらに山頂を目指す。 | ↑岩木山山頂 手前が鳥のうみ噴火口 |
硬くしまった雪で先行者のアイゼンの跡がなかったら、登れなかった気がする。急な斜面で一歩踏み違えたら滑落の危険性を感じた。ここまで2時間20分のハイクアップ。なかなかの疲労感と爽快感で笑顔。 | ↑鳳鳴ヒュッテから |
山頂まで数十メートルを残してスキーを装着。山頂を左手に見ながら90度東側にトラバース。雪質が一気に変化し最高のPOWDERとなる。真っ白でスティープな斜面が広がり、皆のテンションが上がり始める。 | ↑東側にトラバース 遠くの山は八甲田? |
↑山頂直下 |
ボブのファーストトラックでスタートし、斜面には7本の軌跡を残す。ここから“鼻から脳みそ垂れ流し状態”が始まった。 |
岩鬼山付近から大黒沢の位置を確認し、一人ずつ滑り込むことに。さすが岩木山一の斜面だけあって、斜度も広さも距離もいうことなし。Masaharuのファーストトラックは大きな弧を描いていく。しかしドでかい斜面だ。60秒以上滑走している。池奴・kazooは太腿に乳酸がたまって途中で止まらざるを得ない。滑走後はばったり倒れるしかないようだ。 ここで大休止。BEERとおにぎりで昼食。大黒沢に刻んだ7本のトラックが最高のつまみとなる。 この先は沢幅が狭くなり、硬い雪質の沢底滑走で終了かとおもったが、北向きの林の中には上質の雪がたんまり残っていた。トラバースを連続させ最後までPOWDERをいただくことに。 |
↑大黒沢 |
沢を抜けると津軽平野がひろがり、リンゴ畑の中のツリーランで締めくくる。畑では剪定作業中の園主にご挨拶。弥生神社の鳥居をくぐって終了。 山頂直下からの標高差1400mのダウンヒルはさすがに満足。宿に戻って温泉&BEER。この世のものとは思えないようなPOWDERに酔い、酒に酔い、俗世間復帰不可能寸前でベッドに入る。 |
↑アップルツリーラン |
↑弥生神社より(マウスを置くとるとルートを表示します) |
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