鶴子温泉御所乃湯



静けさのある集落を抜け、さらに静かな場所には尾花沢市の第3セクター「(株)尾花沢市ふるさと振興公社」が運営する花笠高原荘隣に「花笠大
浴場 御所乃湯」があります。ここの湯は、日本広といってもここにしかないんではないかと思うのですが,特別な薬湯があります。それは,男性
にしかない機能が,その薬湯に入ると数分で痛みを感じ,長く入っていられなくなってしまうのです。但し,若い人は数分掛らないかも知れません
が,年配になると「心地よい刺激」としか感じられなくなってしまいます。使われている薬実は、川弓、蒼朮、当帰、黄柏、陳皮、茴香、山梔子、甘草
の「8種類の草根木皮を配合した和漢生薬」が含まれ、長年の研究によって完成されたそうです。新陳代謝を旺盛にして生命力を高めます。
大きな窓の外には鶴子地域の風景を見下ろす絶景となっています。





山形県尾花沢市鶴子912-81  пF0237-28-2332 泉質:薬湯 泉温:32.0℃
効能:筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・慢性皮膚病・新陳代謝・循環系疾害・運動機能障害・神経系統の痛み・慢性病等

飯豊添川温泉しらさぎ荘



山形県置賜地方にある散居集落に囲まれたのどかなまち飯豊町。そこにあるのは心も体も癒してくれる人情あふれた温泉宿です。温泉は昭和62年
に掘り当て、平成2年に開業いたしました。露天風呂の自然石黄門石は平成5年、露天風呂に入浴中のお客様が偶然発見されました。黄門石は平成
16年 リニューアルオープンを契機に新浴室棟の露天風呂に移されました。 豊富な湯量とその効能は、あったまりの湯として類のない温泉として評判
となり、毎日多くのお客様に利用されております。 これも、黄門様のご利益でこの地に温泉が授かったのでしょうか。浴室にはサウナや水風呂、寝湯
などもあります。内湯は、循環ろ過をしているそうですが、特にカルキ臭や匂いはなくシンプルな浴感でした。薄い琥珀色をしていて、露天風呂
とは違う色に見えるのはろ過しているせいだと思われます。露天風呂も含めて温めの泉温で、長湯に適しています。






山形県西置賜郡飯豊町大字添川3020-5 пF0238-74-2161 泉質:単純温泉 泉温:39.6℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

卯の花温泉はぎ乃湯



長井市にある総合宴会場の老舗「はぎ苑」の敷地内に日帰り温泉施設「卯の花温泉はぎ乃湯」がオープンしたのは平成16年4月。歴史は浅い
ものの豊富な湯量と泉質の良さが口コミで広がり、市内外や遠く県外からも温泉通が押し寄せるとか。日本庭園に囲まれたくつろぎの湯、豊富
な湯量だからこその源泉100%、そして泉質の良さが自慢です。内湯は20人サイズの大浴槽があります。お湯は薄黄色の透明で、うっすらと何
らかの温泉臭があるような感じです。源泉100%と掲げられてますが、かけ流しという意味ではなく加水なしの循環で使用されています。露天は
10人サイズの岩風呂と黒獅子風呂あります。黒獅子風呂は重さ30トンもある御影石をくりぬいて創り上げた世界唯一の特注品です。






山形県長井市成田2170-2 пF0238-84-1387 泉質:ナトリウム一塩化物・硫酸塩温泉 泉温:40.4℃
効能:動脈硬化症・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・冷え性・慢性消化器病・虚弱児童等

新寒河江温泉市民浴場



滔々と流れる、「新寒河江温泉」を源泉とした源泉100%の湯。「寒河江市市民浴場」は、そんな贅沢な湯でありながら、普段使いの公衆浴場として34年に
長きにわたって市民に愛されています。敷地内にある源泉はかなりの高温のため、お湯を冷却する機械をつかって温度を調整しています。水などで薄
めていないので、湯上りの肌のすべすべ感は感動モノです。琥珀色でほんの少しの塩分を含んだ湯は、美肌効果だけでなく保温効果も抜群です。浴室
は細長く、10人以上入れる内湯の浴槽が一つのみのシンプルなものです。ほんのりと硫黄臭の漂うお湯は、肌にヌルすべ感があり、身体が良くあたたま
り、出た後もほかほかとあたたかいです。浴槽端のさくらんぼを型どった巨大なオブジェの下の湯口から、お湯がジャバジャバと出ていて豪快です。





山形県寒河江市大字島字島西8 0237-86-1126 泉質:単純温泉 泉温:50.6℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進等

前森温泉清流



企業の保養所は言わずもがな社員の福利厚生を目的とした施設ですから、関係者以外の利用ができない場合が一般的ですが、山形県最上町の前
森高原近くには、地元の畜産会社が自社保養所の温泉浴場を一般開放しています。道の両側に牛舎が立ち並び、車の窓を開けるとそこここから「芳
しい香り」が漂ってきます。広い敷地の中に2階建ての家屋が建っており、玄関を入って右手に窓口があります。説明によれば湯銭は入浴後で良いと
のことです。お風呂は男女別の内湯のみで、浴槽がひとつ設けられているにすぎませんが、窓を全開にすると庭園を眺めながら半露天風呂状態で湯
浴みを楽しむことができます。お風呂も隅々まできちんと手入れが行き届いていて、その清潔さには感心させられます。浴槽はおおよそ10人サイズで、
縁が黒御影石、槽内は正方形の石板タイル貼り。浴槽を満たしたお湯は縁の右隅および左隅の双方から床へ溢れ出ており、その流路に当たる床の表
面は赤茶色に染まっています。お湯は無色透明で、石膏の味と匂いがふんわりと感じられ、弱い芒硝感も混在しています。





山形県最上郡最上町大字向町1575-2 пF0233-43-2977 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 泉温:59.3℃
効能:動脈硬化症・切り傷・火傷・慢性皮膚病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性等

湯の田温泉酒田屋旅館



湯の田温泉を少し南下した海岸に吹浦海禅寺21代寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、1864年に造佛を
発願し、地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて明治元年22体の磨崖仏を完工しました。16の羅漢に釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢の両菩薩、観
音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体。これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、歴史的にも貴重な資源です。
酒田屋旅館は、日本海に面した小さな温泉の小さな宿です。ひっそりと自分達だけで楽しみたいような、人に教えたくないような満足感が得られます。
温泉は岩風呂になっており、日本海に沈む夕日を眺めることができます。








山形県飽海郡遊佐町吹浦字湯ノ田9-4 0234-77-2007 泉質:ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 泉温:23.3℃
効能:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性等