003(1999年10月27日発行)
***************第003号*****************

皆さんこんにちは! 第3号です。
前回はエボ6のエンジンの進化を紹介しましたが、今回はその他の部分を紹介しま
しょう。
特筆すべき進化は 足回りでしょう。
フロントのロールセンターを下げて操縦安定性を向上しました。(メーカー発表)
剛性向上のためにフロントナックルを鍛造化しました。
軽量化のためリアサスペンションアームをアルミ鍛造化しました。
リアサスペンションロワアームのクロスメンバー側結合部にピロボールブッシュを
装着しました。
ドライブシャフト長を変更しました。
リアショックアブソーバーのストロークを増大しました。

ロールセンターの件には賛否両論ございますが、私はこの変更は大変気に入ってい
ます、動きがシャープでコーナーリングスピードが格段に速くなっています。
このことは サーキットアタックでのタイムではっきり証明してます。(仙台ハイ
ランドレースコースで5より2秒弱速かった)
よく雑誌などでクイック過ぎるとか ロールが多い為乗りにくいとか かなりの悪
評のコメントを見ましたが、この人たちって 乗りこなしているんだろうか??
かなり 疑問にかんじています。
正直に初めて乗った時は ふらつくなあ って感じましたが、あくまでノーマルの
サスペンションであるから こんなもんか??くらいにしか感じていませんでした。
(最初からサスペンションは開発するつもりでいたものでしたから)
商売柄 サスペンションに関してはかなりうるさいほうですが、ノーマルレベルで
は文句無しの性能でした。

その他 サスペンションアーム関係をフルアルミ化にして 軽量化を行っているも
のですから バネ下の減量がはっきりハンドリングに現れてきます。
4駆の頑固なアンダーステアもかなり解消されています。
ドライブフィールはミッドシップ車のような感じに似ています。
ステアを入れるとスパッとインを向きアクセルオンでグイグイ前に出る!!まさに
天下無敵の加速感をこの時に感じられます。
サスペンションのジョイントのほとんどがピロボールを使用しているために、操作
系のダイレクト感が非常によろしい!!こんなに楽しい4駆はエボ6ゆえですね。

使用目的にもよりますが(ここは押し売りしません)ロールセンターを上げるパー
ツが市販されておりますが これって私は邪道かと考えております。
そんな物よりも 本当にエボ6の為に開発されたサスペンションを装着したほうが
かなり性能の向上が期待できます。
市販の車高調の中には シェルケースだけが専用品で中のダンパーは全車共通なん
ていうのが かなりの数でありますよ!!みなさんその点は気を付けて下さいね!
メーカーはこの場では言えませんが・・・・・・・。
ファッションだけでの車高調でしたら何でもいいんですが???(やすけりゃ)

こんなエボ6ですが、気に入らない点もかなりありました。
そんな点の変更やチューニングの話は次回に。

下記アドレスに私のHPがありますので 覗いてみてください。
http://www.ic-net.or.jp/home/mtech/

ご質問並びに ご意見は下記アドレスまでお願いします。
mtech@ic-net.or.jp

次号は エボ6チューニングのポイントです。

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