小住温泉せせらぎの湯(閉館)



日本百名山のひとつ武尊山の麓にはいくつもの秘湯が湧きだしています。川場村から薄根川沿いに片品方面へ向かう県道沿いにひっそりと佇む
「小住温泉」は、40年ほど前までは一軒の湯治宿がありました。その地に復活したのが「せせらぎの湯」で2001年11月にオープンした日帰り温泉
施設です。その後「清音の湯」を経て「湯郷小住温泉」と名称が変更になりました。内風呂は御影石を使った石風呂で12人ぐらいが入れる大きさ
です。窓からは横を流れる薄根川がよく見えます。お湯は湧出量は少ないですが自噴の硫黄泉で、少し白濁した感じで硫黄の臭いもします。薄根
川に面した露天風呂がここの売り物です。大きな岩風呂で20人以上はらくらく入れる大きさがあり、屋根もあるので雨の日でも入浴ができます。
露天風呂からは川の流れが良く見えます。お湯の温度は少しぬるめなので、川風にあたりながらのんびりとお湯につかることができます。





群馬県利根郡川場村川場湯原1851-2 пF0278-25-8695 泉質:単純硫黄泉 泉温:27.1℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・火傷等

川場温泉悠湯里庵



視界いっぱいに広がる昔懐かしい田園風景、それはまさに日本の原風景です。悠久の時を感じさせる茅葺家屋と、移りゆく四季の色の変化に身を委
ねつつ"時感を感じるひとときを味わえます。古い歴史と文化に支えられた川場村ののどかな田園風景の中で、かやぶき屋根を見渡せば懐かしい日
本の原風景に出会える悠湯里庵は自然と歴史が育んだ時感を思い起こさせる源泉湯宿です。日帰りでも利用出来る「武尊乃湯」の中には、浴槽が3
つあります。源泉を温めることなくそのままの状態で注がれた少しぬるめの「源泉浴槽」、源泉を適温に温めて注がれた「加温浴槽」、そして露天風呂
です。ぬるめの温度なので芯から温まるまでゆっくりと温泉に浸かって、じっくりと時間をかけることでリラックス効果も高まります。露天風呂から見え
る小さな神社は、1755に創建された武尊神社で、神社を眺めながらお湯に浸かるなんて体験はなかなかないので、
悠湯里庵ならではの入浴目線を楽しめます。






群馬県利根郡川場村川場湯原451-1 пF0278-50-1500 泉質:アルカリ性単純温泉 泉温:39.4℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・皮膚病等

櫻川温泉ふじやまの湯(閉館)



川場スキー場まで10分、山道を登っていくと右手に山小屋風の湯宿があります。薄根川の支流の桜川の脇にあり、世田谷区民健康村「ふじやまビレッ
ジ」の上流にあります。近くに冨士山と言う山があるのでそのあたりが名前の由来らしいです。雪解けから秋まで庭には山野草が咲き、杉林を背に可
憐な花畑があらわれます。ここは宿泊も出来ます。家族経営の民宿みたいでした。休憩所では食事もでき、けんちんうどんが名物らしいです。肌触りが
優しいアルカリ単純温泉を内湯です。2方面がガラス張りになっているので露天に入っているような感覚です。浴室の中央にでんと大きな岩があります。
浴室全体も岩風呂風です。お湯はその大岩に穴を開けそこから注ぐように造ってあります。浴槽は二つに分かれ、片方がジャグジー、もう片方はジェット
水流でした。天井は高く、大きくて太い梁で、木のぬくもりを感じる浴室でした。





群馬県利根郡川場村谷地1412 пF0278-52-3326 泉質:アルカリ性単純温泉 泉温:28.7℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等

猿ヶ京温泉猿ヶ京ホテル



古代のいにしえから関東と北陸を結ぶ三国街道の交通の要衝として栄えた猿ヶ京の地は、江戸時代には関所が設けられました。明治時代に
入って赤谷川沿いの笹の湯、湯島温泉と呼ばれ、谷あいの湯治場として賑わいを見せました。その後、これら温泉場は昭和33年群馬県による
ダム建設のために赤谷湖の底に沈んでしまいます。これらの温泉旅館はその後場所を移し、温泉の名前も改め生まれ変わったのが現在の
猿ヶ京温泉です。当地に「お発ち飯」なるものがありますが、「お発ちめし」とは上杉謙信公が戦に出る前にありったけの山海の珍味を兵士のみ
ならず城下の者までふるまった時のご馳走のことを言います。火坂雅志先生の「天地人」に記述された越後の郷土料理を参考に栗おこわと
紫蘇のお握りを選んで猿ヶ京中の旅館で出しました。「猿ヶ京ホテル」の温泉は、源泉掛け流しの大浴場は、高い天井で開放的な明るい雰囲
気で、岩風呂や檜風呂、泡風呂などいくつも浴槽が分かれています。外へ出ると、これも源泉掛け流しの露天風呂があります。
大きな岩石で縁取られた大きな岩風呂が2つあり、それぞれ熱い湯舟とぬるい湯舟に分かれています。







群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉1171 пF0278-66-1101 泉質:カルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉 泉温:48.6℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節炎・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・切り傷・火傷・慢性皮膚炎・動脈硬化等

猿ヶ京温泉湖城閣



ホテル湖城閣の建つ現在の地は、その昔、宮野城の砦の位置です。上杉家の城代で知高左馬亮景家の居城は、尻高にありました。天正二年に
武田家の武将海野三河守の軍勢に攻撃され、尻高城は陥落し城主景家は討死しました。景家の子義隆は親の言に従って再起のため退き、猿ヶ
京に匿れ、此の地に宮野城の砦を築き立て籠もります。「湖城閣」は、赤谷湖の湖畔、緑豊かな地にあり、源泉100%掛け流しの湯を引いており、常
時新鮮な湯を楽しむことができます。それだけでなく、様々な趣向を凝らした温泉は大変好評です。湖城閣の自慢は趣向をこらした露天風呂です。
湖を見下ろすように、岩風呂があります。酒蔵の大樽で作った大樽風呂、太い丸太をくりぬいた寝湯、一人用の釜風呂などがあります。10年ほど前に
露天風呂を大幅に改装して、岩風呂、樽風呂など変化に富んだ混浴露天風呂にしています。そのほかに男女の内風呂があります。露天風呂から
夕暮れの湖を見て、ぬるめのお湯に浸かって、だんだん暮れていく空を眺めると疲れがとれていきます。





群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉121 пF0278-66-1021 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 泉温:63.0℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病等

川場温泉
とくさの湯



群馬県の片品村の西隣にある川場村、こちらにもいくつかの温泉があります。川場でも評判の名湯渓流の傍に佇む自家源泉の隠れ一軒宿です。
地元でも評判の良質な自家源泉のある小さな温泉宿は、部屋にはテレビ・ラジオはありません。そばを流れる川のせせらぎと小鳥の囀りだけの自
然そのままを感じられるところです。宿は、川場村、片品村、みなかみ町の境にある標高2158mの武尊山のふもとを流れる薄根川の渓流沿いにあ
る旅館名は、「とくさ」は地区名からとったそうです。この地区は、水辺植物の木賊(とくさ)の群生地だった事から木賊新田と呼ばれています。お風
呂は男女別内風呂(男性は岩風呂、女性が檜風呂)が一つずつです。入浴するとヌルっと感が薄れ、むしろさっぱり感を覚える不思議な泉質です。
お風呂から出てからも身体がよく温まります。しばらくは身体中ポカポカしてます。




群馬県利根郡川場村川場湯原1993 пF0278-52-2124 泉質:アルカリ性単純温泉 泉温:29.6℃
効能:神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進等