鳴子温泉天鳳(閉舘)



鳴子温泉は承和四年(837)鳴子火山の爆発により誕生しました。豊富な温泉資源と幅広い効能を持つ温泉は日本を代表する
温泉地です。はるか平安の昔から数えて開湯千年、絶え間なく溢れる湯量と、季節の移り変わりによりお湯が七色に変化する
多彩な温泉は地下80mの所から自噴しています。鳴子の温泉街は山の斜面に有りますが、「天鳳」はその最上部の高台に位置し、
その敷地面積は7万坪もあります。



 


宮城県大崎市鳴子温泉字湯本58-10 пF0229-83-3155 泉質:含硫黄−ナトリウムカルシウム−硫酸塩泉 泉温:95.1℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童等


うなぎ湯の宿琢秀



「琢秀」のある中山平温泉は、東北でも有名な温泉地「鳴子温泉」の近くにひっそりと温泉宿が点在しています。琢秀は、山間に
建つ落ち着いた雰囲気の温泉旅館。木をふんだんに使った館内は、石畳の廊下や明るい光が入るロビーなどぬくもり溢れる
空間です。ぬるぬるした「うなぎ湯」と呼ばれるアルカリ性の湯が特徴です。300年も昔から「うなぎ湯」として親しまれてきた湯は、
化粧水のように「とろり」とした肌触りが特徴です。美しい肌作りの湯として特に女性客に好評です。


  




宮城県玉造郡鳴子町星沼20-9 пF0229-87-2216 泉質:含硫黄・ナトリウム・炭酸水素泉・硫酸塩泉 泉温:99.0℃  
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え性・健康増進・慢性消化器病・慢性婦人病・糖尿病・慢性皮膚病・切り傷・火傷等


東鳴子温泉ニューあらお



「ホテルニューあらお」は一寸大きな目立つ施設で全体的に広々としています。ここの名物は400年の時を越えて滾々と湧き出す
名湯「御殿の湯」です。東鳴子温泉神社付近に、仙台藩や岩出山城主の遊楽地として御殿が造られました。遊湯したのは岩出山
城主9代義監と、仙台藩主・伊達慶邦で特に楽山公は文久3年8月子供のいないのを憂い、夫人と共に赤湯に湯治し、宗基、邦宗の
二子をもうけたことから記念の松を植えました。名付けて「手招きの松」と言いました。御殿の湯は、明治43年8月の水害で崩壊して
しまいました。温泉は東鳴子特有の琥珀色したビニール系アブラ臭のするコーティング系ツルツルのお湯です。


  


 

宮城県大崎市鳴子温泉赤湯40 пF0229-83-3062 泉質:ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物質・硫酸塩泉 泉温67.0〜73.2℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・慢性消化器病・慢性婦人病・糖尿病等


温湯温泉佐藤旅館



温湯温泉佐藤旅館は、仙台藩花山村寒湯御番所跡のすぐそばにあり、旧街道が宿の建物の中を通っていたためその雰囲気が
残っています。黒光りする廊下や手摺り、外の風景が歪みをみせる鉛入りのガラスなどは貴重です。館内に入り口と脱衣場は別
ですが混浴になっている大岩風呂があり、毎分併せて100立という「花の湯」「月の湯」「芳の湯」の混合泉が注がれています。
館内の奥のドアから備え置きのサンダルに履き替えて本館建物から少し離れた庭にある露天風呂の御番所風呂が設置されて
います。一迫川の清流に向かって開けていて、折り重なるように連なる山々の眺めが素晴らしいです。


 
 

 


宮城県栗原市花山本沢温湯8-1 пF0228-56-2251 泉質:ナトリウム・塩化物質 泉温:56.0℃ 
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・創傷・皮膚病・胃腸病等

中山平温泉仙庄館



中山平温泉の開湯は元和・寛永の頃、玉造り十五湯の奥の湯として大沼の遠祖が開いたとされています。硫黄泉、食塩泉、重曹泉、
単純泉など多彩な泉質をもつ鳴子温泉郷にあって中山平は最大の湯量を誇ります。この地の鳴子峡は紅葉に覆われる頃、川沿
いの散策道からの眺めはまさに絶景です。仙庄館は鳴子温泉から鳴子峡を5km程さかのぼった豊かな森や清らかな渓流を背景に
建っています。歴史有る中山平温泉の中で最も規模の大きい施設です。仙庄館の露天風呂は乳白色の熱い
お湯が惜しみもなく多量に注がれています。


 
 



宮城県玉造郡鳴子町字星沼28-2 пF0229-87-1234 泉質:単純硫黄泉 泉温:98.9〜99.9℃
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童・動脈硬化症・糖尿病等

駒ノ湯温泉(廃舘)



栗駒山は秋田・岩手・宮城県の県境に位置しその周りには多くの温泉が湧き出ています。湧出する湯量豊富な駒ノ湯温泉は高原
から坂道を下っていった谷間にある鄙びた温泉宿です。今でもランプを使用している秘湯の雰囲気を味わえる有名な温泉です。
宿は山中の谷間ながら、木をふんだんに使用して近年建物の一部をリニューアルしました。浴場はナラの木造りで大型の窓からの
眺めは自然の絵画を見ている雰囲気です。残念ながらこの施設(駒ノ湯)は、2008年6月の岩手・宮城内陸地震の再、
土石流に飲み込まれ消滅してしまいました。


  

  



宮城県栗原市栗駒町沼倉耕英東88 пF0228-46-2110 泉質:含硫黄・カルシウム・硫酸塩泉 泉温:41.6℃  
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・痔疾・切り傷・高血圧症・動脈硬化症・関節痛・皮膚病・糖尿病