山のことあれこれ 41

2010年05月31日
　先日に続いて、今度は曲リ沢を下降してみた。仕事を1時間早退し、天狗平に向かう。身支度を整え梶川尾根を快調に登っていると突然に雨が襲ってきた。慌ててカッパを着る。幸いこの雨はまもなく止んだが、濡れた藪漕ぎとなってしまった。最初からの急斜面、潅木を掴んで降る。最初は右岸を歩いていたが途中から右左を交互に降る。広い雪渓に出ると南から本流が合流した。やれやれと思っていたら、とんでもない大滝の上に出てしまった。左岸の尾根に登ると、反対側も見事な岸壁！自信はなかったが、取りあえず急な尾根から身を乗り出してルートを探り、何とか再び広い雪渓に出た。これで大丈夫と思ったが、甘かった。沢は雪渓が途切れゴルジュ状になっている。左岸をへつって降る。渓相が穏やかになり、以前に石組みの講習会で見覚えのある場所に出た。程なく砂防ダムとなって温身平の車道に出た。天狗平に戻るとちょうど日没の時刻となった。

2010年05月29日
　早朝、天狗平へ。梶川尾根から湯沢峰の肩まで登り、ミズナシ沢を降る。藪を掴んで慎重に降り、雪渓に出る。しばらくすると、滝に出たので左岸に取り付く。小尾根を降るが先が全く見えない。眼下には梅花皮沢の砂防ダムが見えた。さらに左にトラバースすると、先ほどの下部は岩場になっていた。何処まで降っても滝は終わりそうもない。いいかげんうんざりした頃ようやく滝下の雪渓に降りることができた。あとはさほど問題なく砂防ダム上の登山道に出る。
　天狗平まで戻り、まだ時間があるのでいったん帰宅し、朝食の後ふたたび天狗平に戻ると、天狗平ロッジ雪囲い外しに人が集まり始めていた。